PSVで暴れているのはガクポだけじゃない 有言実行で批判黙らせた“オランダの神童”は13試合12点に関与

PSVで躍動するシャビ・シモンズ photo/Getty images

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才能が開花したようだ

今季PSVのコーディ・ガクポは素晴らしい点取り屋としてオランダで躍動している。15試合で12ゴール10アシストと素晴らしい数字を残しており、多くのビッグクラブがこのスターに関心を寄せている。そのスターの横で数字を伸ばし続けるMFシャビ・シモンズもガクポ同様のポテンシャルの持ち主だ。

バルセロナ、パリ・サンジェルマンの下部組織で育ち、2021年にPSGのトップチームでデビューを果たしたシモンズ。しかしPSGではポジションを争うライバルがワールドクラスばかりであり、出番がなく今夏PSV行きが発表された。若くして世界中から注目されており、早熟の天才として埋もれてしまうと思ったサッカーファンは多かっただろう。

だがこのPSV行きがシモンズの才能を開花させた。今季は13試合に出場しており、8ゴール4アシストを記録。エールディビジでの得点ランキングトップは7ゴールのガクポで、6ゴールのシモンズが後ろから追走している。
シモンズの見るべきポイントはその吸い付くようなボールタッチであり、正確にボールを止めそこからドリブルやパス、シュートと攻撃を前進させる。攻撃的なスタッツは際立っており、ドリブル成功数11回はガクポを抜いてチームトップ、キーパス数16回は2番目の好成績だ。球際の強さも評価できるポイントで、デュエル勝利数38回はリーグで7番目の数字となっている。

PSV加入時には「準備はできている。自分の力を証明したい」と語っていたシモンズ。10月にしてすでに有言実行しており、ガクポに次ぐチームの得点源となっている。まだ19歳の選手であり、ここからの成長に期待だ(データは『SofaScore』より)。

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