古巣戦でポテンシャルを発揮した若きDF 21歳で浦和の主力となる将来の日本代表の左SBを担う逸材

大畑のさらなる成長に期待したい photo/Getty Images

今季鳥栖から浦和へ加入

浦和レッズはJ1第32節でサガン鳥栖と対戦し、キャスパー・ユンカーと小泉佳穂の得点で2-1と勝利している。古巣戦となった鳥栖との一戦に挑んだ大畑歩夢は、左サイドバックとして先発して自身の持ち味を十分に発揮している。

ブライアン・リンセンがJ初スタメンを飾った浦和は[4-4-2]のシステムを採用。大畑は4バックの左サイドバックで先発すると、強度高く鳥栖の攻撃を封じて相手に突破を許さない。積極的なプレッシングからボールを奪ってカウンターへとつなげていった。

この試合で大畑はデュエル勝利数「5」を記録するなど、強さを見せて鳥栖の右に蓋をした。またインターセプト数が「6」を数え、タックル成功数も「3」と鳥栖撃破へ大畑の貢献度は大きかったといえる。

2020年に鳥栖U-18からトップチームへと昇格した大畑。ルーキーながら公式戦14試合に出場すると、昨季はレギュラーとして定着し、公式戦37試合に出場して経験を積んだ。若くして浦和への移籍を決断した大畑だが、浦和でも左サイドバックで主力となっており、AFCチャンピオンズリーグなど国際大会にも出場。9月にはU-21日本代表に招集されており、メキメキと頭角を現わしている。近い将来、日本代表の左サイドを彼が担う可能性も十分にあるだろう。大畑のさらなる活躍に期待したい。

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