W杯へアメリカ代表FW1番手は誰になる? “ブンデスリーガ無得点”からの逆襲誓うペピが上がってきた

フローニンヘンへ向かったペピ photo/Getty Images

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ブンデスを離れてオランダへ

9月に日本代表と親善試合をおこなったアメリカ代表は、ワールドカップへ向けて日本と似た課題を抱えている。それはセンターフォワードの人選だ。日本と同じくアメリカも最前線のポジションを巡るサバイバルが激しく、9月の親善試合でも複数のFWをテストしている。

その候補者の1人に挙げられるのが19歳のリカルド・ペピだ。ペピはアメリカのFCダラスで2021年にリーグ戦13ゴールとブレイクし、カタール大会へ向けた北中米カリブ海予選でも3ゴールを記録。一気に有名な存在となり、アメリカのセンターフォワード1番手候補に躍り出た。

勢いそのままに今年1月にはドイツ1部のアウグスブルクへと移籍するのだが、ここでペピは壁にぶつかってしまった。ブンデスリーガになかなか適応できず、アウグスブルクでは1ゴールも奪えぬままシーズンを終えてしまったのだ。
そこでペピは今夏にオランダ・エールディヴィジのフローニンヘンにレンタル移籍することを決意。5大リーグを離れることになったが、今のところこれが当たっている。

ペピはここまでフローニンヘンでリーグ戦4試合に出場して4ゴールを記録。7日のヴァールヴァイク戦でも2ゴール沈めており、ひとまず新天地でゴールを奪えたのは自信となるだろう。

ペピは日本戦こそベンチだったが、その後のサウジアラビアとの親善試合では58分間出場していた。アメリカ代表を指揮するグレッグ・バーホルターもペピには期待をかけているはずで、ワールドカップへ向けてフローニンヘンでのラストスパートといったところだ。

他にアメリカ代表センターフォワードの候補者としては、日本戦に出場したFCダラスのヘスス・フェレイラ、ジョシュ・サージェント、ブンデスリーガのウニオン・ベルリンで活躍するジョルダン・シエバチュ、トルコ国内リーグで昨季14ゴール挙げ、今季も5ゴール挙げているアンタルヤスポル所属の大型FWハジ・ライトらが挙げられる。

まだバーホルターも明確な1番手は決めていないはずで、最終的に誰が抜け出すのか注目が集まる。

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