バルサ戦で示した驚異の才能 ニューカッスルへ向かう豪州の逸材FWクオルは日本のライバルとなるか

Aリーグ・オールスターの一員としてバルサと戦ったクオル photo/Getty Images

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プレミアでの活躍に期待がかかる

昨年10月にサウジアラビアの政府系ファンドPIF主導による買収が決まり、ニューカッスルでは大型補強に注目が集まってきた。

これまでもMFブルーノ・ギマランイスやFWアレクサンダー・イサクなど各国代表クラスの実力者を獲得しているものの、思った以上に堅実な補強に動いている。

若手に目をつけている点も興味深い。先日にはオーストラリアのセントラル・コースト・マリナーズに所属する18歳のオーストラリア人FWガラン・クオルとの契約締結を発表しており、同選手は今オーストラリアで最もホットな若手選手だ。
有名になったのは今年5月に行われたバルセロナ対Aリーグ・オールスターの親善試合で、クオルはこのゲームに57分から出場。あくまで親善試合ではあるが、バルセロナ相手に惜しいシュートを放つなどクオルはポテンシャルの高さを存分にアピールした。

伊『Calciomercato』も「バルセロナを震撼させた才能」とニューカッスルが獲得に動いたクオルに注目しており、イングランドやドイツなど複数クラブが目をつけていたという。

オーストラリア代表はワールドカップ・カタール大会にも出場するが、ここにもクオルが召集される可能性がある。それほど期待されている逸材なのだ。

ニューカッスルに合流するのは来年1月からとなるが、クオルがプレミアで大きく成長すれば日本代表にとっては厄介なライバルになるかもしれない。PIFの買収以降ニューカッスルの補強はまずまず当たっているが、クオルへの投資も成功となるのだろうか。スターだけに頼らない補強策がどう実を結ぶのか楽しみだ。

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