“NEXTフォーデン”誕生が近い? 12試合44ゴール、大量得点でシティの若手にチャンス到来

今季マンチェスター・シティでは積極的な若手の起用が目立つ photo/Getty images

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より若手がトップチームで出番を得ることになる

今季のマンチェスター・シティは例年以上に攻撃力に特化したチームになっており、プレミアリーグでは9試合で33ゴール。CLでは3試合で11ゴール決めている。プレミアでは断トツトップであり、CLではナポリ(13点)に続く得点数だ。

ここまで得点力があると、試合の終盤までどちらが勝利するのか分からない接戦になることが少ない。実際直近のサウサンプトン戦(4-0〇)やコペンハーゲン戦(5-0〇)、マンチェスター・ユナイテッド戦(6-3〇)では前半だけで勝ちを確信してしまうようなゲームもあった。

そうなると、終盤は主力選手を休ませることができ、期待の若手にプレイタイムを与えられる。今季のシティは例年以上に若手を積極的に起用している。
次のフォーデンと呼ばれブレイクが期待されているのが、MFコール・パルマー(20)だ。20-21シーズンからトップチームの試合にベンチ入りするようになった20歳で、今季はCLとプレミアですでに8試合に出場している。レフティで、右ウイングで出場することが多い。懐の深いドリブルを武器としており、そこからのパスやシュートは絶品だ。すでにCLでゴールを決めており、プレミアでの初ゴールが待ち遠しい。

今季のプレシーズンマッチからDFリコ・ルイス(17)とDFジョシュ・ウィルソン・エスブランド(19)が出場機会を増やしている。ともにトップチームでは選手層が薄いサイドバックで、ルイスが右、エスブランドが左だ。ルイスはサウサンプトン戦ではベルナルド・シウバと代わって中盤で起用されており、シティらしいユーティリティ性溢れる若手だといえる。

アカデミー組ではないが、リーベル・プレートからやってきたFWフリアン・アルバレス(22)は楽しみなストライカーだ。アーリング・ハーランドの存在もあって先発での出番は少ないが、途中出場からプレイタイムを増やしてすでにリーグ戦では2ゴールを記録している。1トップでの起用もいいが、セカンドストライカー向きの選手であり、ハーランドとの同時起用はシティの大きな武器となる。

少数精鋭のシティの選手層を厚くするにはフォーデンが台頭したように若手の成長が必要になる。とくにパルマーは期待されており、今季は彼の年となるのだろうか。

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