「先発の座を狙う選手たちの先頭を走っている」 英紙は三笘がスタメンを勝ち取る方法を考察。ヒントは新監督の愛用システム?

プレミアリーグでの三笘薫の評価は着々と上がっている photo/Getty images

監督交代は追い風となったようだ

サッスオーロやシャフタール・ドネツクを率いていたロベルト・デ・ゼルビが新監督として就任したブライトン。就任後の2試合はリヴァプールとトッテナムと対戦し、1分1敗となった。白星は挙げられなかったが、リヴァプール戦では3-3と打ち合いドロー。スパーズ戦は0-1と敗れたが、それほど両チームに差は見られなかった。

デ・ゼルビ新体制となり、変化があったとすれば日本代表FW三笘薫のプレイタイムだろう。前グレアム・ポッター政権でのリーグ戦では思うように出場時間を伸ばせなかったが、新体制となり、いきなり2試合で48分プレイすることができた。しかも相手は強豪リヴァプールとスパーズだが、それでもデ・ゼルビは三笘を攻撃の駒としてピッチに送り出した。

英『The Athletic』では途中出場が続く三笘に対し、どうすれば先発を勝ち取れるのか考察している。

67分から投入されたスパーズ戦では左ウイングバックのペルビス・エストゥピニャンと交代でピッチに立った。その後右ウイングバックを務めていたソーリー・マーチが左サイドにポジションを移し、並びでいえばマーチが左サイドバック、三笘が左ウイングのようになっている。

三笘の突破力を生かすのであればこの形がベストだう。ベルギー時代は左WBのままプレイしていたが、守備面を考えればリスクが大きすぎる。プレミアではそのスペースを活用できるアタッカーが揃っており、左WBのまま起用すれば三笘を出すこと自体がリスクになる。

今でこそデ・ゼルビはブライトンで[3-4-3]を採用しているが、サッスオーロやシャフタールではオーソドックスな[4-2-3-1]を好んで使っていた。ブライトンでその愛用のシステムをいつ使うのかは分からないが、その時が来れば三笘には追い風だといえる。

英紙から三笘への評価は高く、記事内で「三笘は先発の座を狙う選手たちの先頭を走っている」と今の序列を語っている。正式にブライトンでプレイしてからそこまで時間は経っていないはずだが、すでに日本を代表するドリブラーはイングランドのプレミアリーグで高く評価されている。

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