“5000万ポンド”の移籍金も納得? SB、CBもこなすホワイトはイングランド代表にふさわしい

アーセナルで活躍するホワイト photo/Getty Images

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アーセナルの守備に欠かせぬ存在に

昨夏最終ラインの補強に力を入れていたアーセナルは、ブライトンからDFベン・ホワイトを引き抜いた。費やした移籍金は5000万ポンドとされ、この金額は昨夏の市場で大きな話題を呼んだ。

ブライトンでのパフォーマンスが評価されていたとはいえ、チャンピオンズリーグの戦いを経験していない24歳の若手DFに支払う金額としては大きすぎるのではとアーセナルの判断を疑問視する意見も見られたのだ。

あれから約1年。ホワイトは今月8日に25歳の誕生日を迎えたわけだが、この1年の成長は大きかった。センターバックだけでなく、今季は右サイドバックとしてフル稼働。日本代表DF冨安健洋とのポジション争いが展開されており、日本のサッカーファンは冨安を優先的に起用してほしいだろう。しかし、ホワイトのパフォーマンスもクオリティが高い。チームが成績を出していることを考えれば、ホワイトを右サイドバックから外すのは勇気のいる決断だ。
ホワイトについて英『GIVE ME SPORT』は「誰もが5000万ポンドは高すぎる、それほどの価値はないと言っていた。そのホワイトは今季3つのクリーンシート達成に貢献し、アシストも1つ記録している。トッテナムFWソン・フンミン、リヴァプールFWルイス・ディアスも止めた。センターバック、右サイドバック、中盤の底もこなすホワイトは何でも出来る選手であり、イングランド代表としてワールドカップへ連れて行くべきだ」とホワイトのパフォーマンスを絶賛している。

イングランド代表の右サイドバックはトレント・アレクサンダー・アーノルド、リース・ジェイムズ、負傷からの復帰が期待されるカイル・ウォーカーなど実力者が揃う。

とはいえ、ワールドカップのようなコンペティションでは複数ポジションをこなせる選手は貴重だ。ホワイトはセンターバックとしても十分に計算できる戦力で、ワールドカップ行きもふさわしい。

今では5000万ポンドの値札について誰も議論しなくなった。確実にサポーターのハートを掴んでおり、ホワイトも今のアーセナルに欠かせないハイレベルなDFとなっている。

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