W杯上位へオランダにはデパイに続く点取り屋がまだいた 昨季大ブレイクしたダンジュマが戻ってきた

ビジャレアルでブレイクしたダンジュマ photo/Getty Images

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昨季はチームをCLベスト4へ導いた

ワールドカップ・カタール大会で上位進出が期待されるオランダ代表の点取り屋といえば、バルセロナFWメンフィス・デパイだ。やや得点部分をデパイに依存しているところがあり、ここはオランダの課題だろう。

デパイに並ぶ点取り屋が欲しいところだが、注目は復帰してきたビジャレアルFWアルノー・ダンジュマだ。

昨季リーガ・エスパニョーラで10ゴールを記録し、チャンピオンズリーグでも6ゴールを記録してベスト4進出に貢献するなど一気にブレイク。オランダ代表は2018年の招集以降遠ざかっていたが、ビジャレアルでの活躍から昨年に代表へ招集された。
今季は怪我で出遅れていたが、とうとう復帰。6日に行われたカンファレンスリーグのグループステージ第3節オーストリア・ウィーン戦では今季初ゴールを奪ってみせた。

オランダ『Soccernews』のアンケートでも、88%のファンがダンジュマをワールドカップメンバーに含めるべきと答えている。デパイとともに攻撃を引っ張ってほしい選手で、昨季のパフォーマンスを今季も続けたい。

クラブの方でも、昨季の活躍が偶然ではなかったことを証明しなければならない。若い頃のダンジュマはベルギーのクラブ・ブルージュで活躍したところからイングランドのボーンマスへ引き抜かれたが、プレミアリーグでは1点も奪えない苦い思いも経験した。

再ブレイクのきっかけとなったのは、イングランド2部で戦った2020-21シーズンだ。このシーズンに15ゴールを決めたことから、ダンジュマはビジャレアルへの移籍を勝ち取った。

昨季1年目の活躍は見事だったが、今季もここからペースを上げていけるか。フィットすればW杯でも面白い存在となるだろう。

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