合計6ゴール生まれる壮絶な打ち合い バルセロナは土壇場で引き分けに持ち込みグループステージ敗退防ぐ

重要なゲームで先制点を挙げたウスマン・デンベレ photo/Getty images

レヴァンドフスキがバルセロナを救った

22-23シーズンのグループステージ第4節バルセロナ対インテルの一戦が行われた。

バルセロナとインテルがいるグループCはここにバイエルン・ミュンヘンも加わる死の組であり、そこで苦戦しているのがバルセロナだ。リーグ戦では8試合7勝1分でラ・リーガ首位を走っているが、今季CLでの勝利はヴィクトリア・プルゼニ戦のみだ。第3節までにバイエルン、インテル相手に敗れており、グループステージ突破は怪しくなっている。

それでも先制したのはバルセロナだ。40分右サイド深い位置でハフィーニャがキープすると、そこからセルジ・ロベルトとつないで最後はウスマン・デンベレがゴール前でクロスに合わせる。第4節での勝利が必須なバルセロナがリードを得る。

しかしインテルは慌てない。50分アレッサンドロ・バストーニがゴール前にロングフィードを供給すると、オフサイドを潜り抜けたニコラ・バレッラがゴールネットを揺らす。ジェラール・ピケが最終ラインを上げきれず、その隙をバレッラが突いた。さらに63分ラウタロ・マルティネスが追加点を挙げ、後半だけでインテルが逆転に成功する。

ここで敗れると2季連続でのグループステージ敗退が濃厚になるバルセロナが、意地を見せる。それを決めたのは新加入FWロベルト・レヴァンドフスキで、第1節ヴィクトリア・プルゼニ戦以来のゴールを挙げる。

勢いを増すバルセロナの攻撃だが、インテルのGKアンドレ・オナナのロングパスで一気に裏返されると、最後はロビン・ゴセンスがカウンターを成立させ再びリードを得る。それでもこの日、当たっているレヴァンドフスキが後半アディショナルタイムにゴールを奪い、スコアは3-3とドロー決着となった。

これでバルセロナは4試合消化し勝ち点4。インテルは勝ち点7と3ポイント差となり、次節の結果次第で決勝トーナメントに進むチームが決まる可能性が高い。

バルセロナ 3-3 インテル

[得点者]
40分 ウスマン・デンベレ(バルセロナ)
50分 ニコラ・バレッラ(インテル)
63分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
82分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
89分 ロビン・ゴセンス(インテル)
92分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)

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