ELシェリフ戦でアシスト記録今季4アシスト目 高まる久保建英の評価。西紙はピッチ外での“ある数字”に注目

レアル・ソシエダで躍動する久保建英 photo/Getty images

加入後約3カ月でここまでやってきた

今季からレアル・ソシエダでプレイする久保建英の勢いが止まらない。

22-23シーズンのラ・リーガ開幕戦でさっそくゴールを奪うと、その後は2トップの一角という新天地を開拓し、今季はリーグ戦とEL合わせて12試合ですでに2ゴール4アシストを記録している。

直近のELシェリフ戦では疲労もあってベンチスタートとなったが、62分に投入されると、81分クロスをヘディングで折り返してダメ押しとなった3点目をアシストしている。

細かいスタッツでいえば久保は28分間で3本のキーパスを記録した。2度ビッグチャンスを生み出しており、守備面では2度のタックル成功と強度の高さがデータに出ている。グループステージで久保は輝きを放ち続けており、3度のビッグチャンスクリエイトはマンチェスター・ユナイテッドのブルーノ・フェルナンデスと同じEL全体で2位の好成績だ。西『MUNDO DEPORTIVO』では久保を「主人公」と呼び称賛している。

これまでのマジョルカやビジャレアル、ヘタフェでは思うような活躍ができなかった久保だが、ようやく安息の地を見つけた。久保の強みとチームに求められている能力が一致しており、イマノル・アルグアシル監督との出会いは久保のキャリアの中で最大のターニングポイントかもしれない。

西『noticias de Gipuzkoa』によると久保はピッチ外での存在感も素晴らしく、加入後クラブのある数字が増加したという。それがSNSのフォロー数やクラブ公式のYouTubeチャンネルの登録者数だ。YouTubeの登録者数は11.1万人となっているが、この半数以上の53%が日本人であることが分かっており、34%を占めるスペイン勢をも上回っている。2022年7月に開設した日本語の公式SNSではフォロワーが4.2万人にまで増えており、久保の加入で日本のファン層を取り込むことに成功した。

ピッチ内外でクラブに貢献する久保。21歳のヤングタレントは、ここからどのようなスーパースターに成長するのだろうか。

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