新契約結んだフォーデンは今季覚醒の年? “73分で1ゴール”に関与する得点力を維持できるか

マンチェスター・シティと新契約を結んだフィル・フォーデン photo/Getty images

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成長を続けている

プレミアリーグのマンチェスター・シティがMFフィル・フォーデンと新契約を結んだことを発表した。契約年数は2027年までの5年契約で英『The Sun』によると、新たな週給は20万ポンドとなる。

幼い頃からシティでプレイする生え抜きで、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラに大切に育てられた。17-18シーズンからトップチームでプレイするようになり、20-21シーズンはリーグ戦でのプレイタイムが1614分と1000分を越えた。昨季はさらに出場機会を増やし、2133分とキャリアハイの数字を記録している。

今季も昨季同様に先発組として起用されており、リーグ戦では全試合に出場している。今シーズン目立つのは得点・アシストの多さだ。リーグ戦ではまだ664分しかプレイしていないが、すでに6ゴール3アシストを記録。昨季は2133分プレイして9ゴール5アシストであり、すぐに追い付いてしまう勢いだ。
フォーデン自身の決定力アップもあるが、新加入ストライカーのアーリング・ハーランドの存在も良い影響となっている。ハットトリックを達成したマンチェスター・ダービーでは3ゴール中2ゴールがハーランドのアシストとなっており、前線で素晴らしいコンビネーションを見せる。73分で1ゴールに関与する計算であり、このまま勢いを継続したい。

どのポジションでも器用にこなし、ペップの期待に応え続けたフォーデンだが、得点数増加となれば隙のない選手になる。この勢いなら二桁得点・二桁アシストは濃厚であり、選手としての格がワンランクアップするか。

22歳で市場価値が9000万ユーロ(日本円にして約130億円)に設定されているフォーデン。同世代ではハーランド、ヴィニシウス・ジュニオールに次ぐ3番目の優秀な成績となっており、今後さらなる活躍で価値を高めることになるだろう。

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