移籍希望のバルセロナMFはどこへ? 冬の移籍市場で獲得に動くのはプレミアリーグの赤い2クラブ

バルセロナでの出場機会減に悩むフレンキー・デ・ヨング photo/Getty images

恩師と再会するのか

夏の移籍市場では連日その去就について報じられていたバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨング。マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任した元アヤックスのエリック・テン・ハーグはデ・ヨングの獲得を求めていたが、最終的には思うような結果を得られず、レアル・マドリードからカゼミロを獲得している。

デ・ヨングとしては望んでいたバルセロナ残留となったが、プレイタイムの少なさに不満を漏らしている。リーグ戦ではここまで378分しかプレイしておらず、ガビ、ペドリの牙城を崩せていない。一つポジションを下げたアンカーではセルヒオ・ブスケッツが絶対的な存在であり、また指揮官であるシャビ・エルナンデスはオランダ代表MFをそのポジションで使う気はなさそうだ。実際にプレシーズンマッチでは推進力のあるドリブルを生かしてセンターバックで起用するなど新たな選択肢を模索していた。

米『ESPN』によると、デ・ヨングは移籍を希望しており、冬の移籍市場でバルセロナを離れたいようだ。同メディアは移籍先候補としてテン・ハーグのユナイテッドと中盤を一新したいリヴァプールの名前を挙げている。

ユナイテッドはカゼミロを獲得し、中盤にはフレッジやスコット・マクトミネイ、クリスティアン・エリクセンがいる。そこにデ・ヨングが来れば誰かの出場機会が極端に減ることになるが、それでも獲得を望んでいるという。監督の教え子であり、活躍する未来が見えているのだろう。

リヴァプールとしては高いクオリティを持った中盤戦士はぜひ獲得したいところだ。ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド・チェンバレン、ジェイムズ・ミルナーの3人は契約が今季限りまでとなっており、これから中盤を一新することになる。先発組のチアゴ・アルカンタラ、ジョーダン・ヘンダーソンは30代に突入しており、25歳のデ・ヨングが来るだけで若返りは十分に進む。

近年キャリアが下降気味なデ・ヨング。本人もそれには気づいているようで移籍先を探しているが、ユナイテッドやリヴァプールに加わることはあるのだろうか。

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