“ダビド・ルイス似”のベルギー代表DFファエスに目をつけていたチェルシー とあるプレゼントでアプローチしながらも移籍を拒否されていた過去

自分の名前を世に知らしめたいファエス photo/Getty Images

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フォファナの後任としてレスターが獲得

今夏にスタッド・ランスからレスター・シティへと移籍した24歳のベルギー代表DFヴォウト・ファエス。10代の頃にはチェルシーから加入の打診を受けたこともあったようで、とあるプレゼントも贈られたようだが、当時在籍していたアンデルレヒトに残留した理由を明かしている。
 
アンデルレヒトの下部組織で育ったファエス。ヘーレンフェーン、エクセルシオール、オーステンデ、スタッド・ランスなどさまざまなクラブでプレイしてきたが、DFウェズレイ・フォファナを今夏に失ったレスターが彼の獲得に動いた。
 
プレミアリーグ初挑戦となったファエスはここまでリーグ戦4試合の出場に留まっているものの、今月に入ってから行われた3試合には全て先発出場。4日に行われたノッティンガム・フォレスト戦では、レスターの今季初勝利に貢献している。
 
英『The Guardian』によれば、ファエスはU-17ベルギー代表としてプレイしていた際にチェルシーから目をつけられていたという。さらに、ファエスは似たような髪型のDFダビド・ルイスと比較されることがしばしばあるようで、ファエスの16歳の誕生日にチェルシーはD・ルイスのサイン入りユニフォームを彼に贈っていたようだ。これについてファエス本人がこのように言及している。
 
「髪形が似ているからかな…… それ以来、あまり知らないような人たちから同じ質問を受けるようになった。彼はとても偉大な選手だったし、イングランドのほとんどのビッグクラブでプレイしているから比較対象にされるのも理解できるけど、僕にとっては自分の名前を世に広めることが重要なんだ」
 
「彼ら(チェルシー)は僕に電話をかけてきて、僕を獲得したいと言ってきた。でも、行こうとは一切思わなかったんだ。僕は当時アンデルレヒトにいたんだけど、とてもとても良い場所にいることが分かっていたからね。もし行っていたらもっとお金をもらえたかもしれないけど、そんなことはどうでもいいんだ。僕はベストな教育を受けたかった。アンデルレヒトは僕を本当に頼りにしてくれていて、未来のタレントとして見てくれていた。アンデルレヒトに残ってそこで成長していくことの方が重要だったんだ。『チェルシーに行けばよかった』なんて思ったことは一度もないし、あそこで契約しなかったことを後悔したこともない」
 
もしファエスがチェルシー移籍を決断していたら、D・ルイスとのカーリーヘアコンビが見られたかもしれないが、ベルギー代表に上り詰めるほどの成長はなかったかもしれない。今季のレスターは厳しい状況に陥っているが、堅実に自らを磨き上げてきた彼の活躍に期待だ。

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