ミランに勝ち点3をもたらしたトナーリは“ヴェローナキラー”? ピオリ監督の決断次第では、彼の決勝弾が生まれていなかった可能性も

大事な場面で決めたトナーリ photo/Getty Images

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ヴェローナ戦の勝利でミランはリーグ3位をキープ

17日に行われたセリエA第10節エラス・ヴェローナ戦で1-2の勝利を飾ったミラン。MFサンドロ・トナーリは試合終盤に決勝ゴールをあげる活躍を見せているが、ステファノ・ピオリ監督は彼をベンチに下げる寸前だったようだ。
 
この試合のミランはFWラファエル・レオンの突破から生まれた相手のオウンゴールにより、9分という早い段階で先制することに成功。ところが19分にすぐさまヴェローナに追いつかれてしまい、1-1のスコアのまま試合は終盤まで進んだ。
 
この均衡を破ったのがトナーリだった。81分、相手FKの跳ね返しを彼が拾うとミランのカウンターが発動。そのまま相手ゴール前まで駆け上がったトナーリはFWアンテ・レビッチの右サイドからのクロスをワンタッチで沈め、ミランが勝ち越しに成功した。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によれば、ステファノ・ピオリ監督はこのゴールが決まる直前にトナーリをベンチに下げようとしていたらしく、FWジュニオール・メシアスがウォーミングアップを終えてサイドラインで待機していたという。もしピオリ監督がもう1プレイ早く彼の交代を決断していれば、ミランは勝ち点3を逃していた可能性がある。
 
トナーリにとってはこれが嬉しい今季初ゴールとなったが、彼が最後にゴールを決めていたのもヴェローナ戦。5月9日に行われた2021-22シーズンのセリエA第36節でヴェローナ相手に2ゴールを決めており、ミランの11年ぶりのリーグ優勝に繋がっている。今後も大事な場面、特にヴェローナ戦では彼のゴールに期待するべきなのかもしれない。

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