開幕10試合で《18ゴール8アシスト》は凄すぎる 23年ぶりにスポット当たるV・ニステルローイの数字

オランダ代表で活躍したファン・ニステルローイ photo/Getty Images

PSVでの活躍からマンUヘ

今季のオランダ・エールディヴィジも開幕から10試合を消化したが、ここまで9ゴール7アシストと圧巻のパフォーマンスを見せているのがPSVのFWコーディ・ガクポだ。オランダ代表の常連にもなりつつある23歳の才能は現エールディヴィジではずば抜けた才能で、ここまで計16のゴールに関与している。

データサイト『Opta』によれば、PSVの選手が開幕10試合で16ゴール以上に関与するのは実に23年ぶりのことだという。

では、その23年前に16ゴール以上に関与した者とは誰なのか。それは現在PSVの指揮官を務めている元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイだ。

ファン・ニステルローイは1998年にヘーレンフェーンからPSVに移籍し、ここで大爆発。この活躍から2001年にマンチェスター・ユナイテッドへ引き抜かれるのだが、ファン・ニステルローイは1999-00シーズンに開幕10試合で26ゴールに関与するという異常な数字を残している。今季のガクポより10点も多く関与しているのだ。

内訳は、18ゴール8アシストだ。第10節までに3度もハットトリックを達成しており、最終的にファン・ニステルローイはこのシーズンに29ゴールを奪って得点王を獲得している。終盤戦は離脱してしまったが、それがなければもっと数字を伸ばせただろう。23試合で29ゴールも奪う当時のファン・ニステルローイは特別なストライカーだった。

ちなみに前年の1998-99シーズンにはそれをも上回るリーグ戦31ゴールを記録して得点王を獲得しており、ファン・ニステルローイはPSVで2シーズン連続エールディヴィジ得点王に輝いてからマンUへと羽ばたいていった。

ファン・ニステルローイの数字と比較すると地味に見えてしまうが、ガクポも凄い選手なのは間違いない。ファン・ニステルローイと同じくPSVから5大リーグへと羽ばたくはずで、その成長ぶりをファン・ニステルローイも指揮官として喜んでいることだろう。

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