1度もクラシコに出たことがないレアルのNo.7 快心の勝利をベンチで見ていたアザールの立ち位置

レアルで影が薄くなっているアザール photo/Getty Images

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クラシコに出場せぬままレアルでの生活を終えるのか

先日、レアル・マドリードは安定したパフォーマンスでバルセロナとのクラシコを3-1のスコアで制した。ベテランと若い力が融合し、ライバル相手に成熟度の差を見せつけるゲームだったと言えよう。

文句のつけようがない最高の結果を手にしたわけだが、全員がハッピーというわけにはいかないかもしれない。

悩める立場にいるのは、このゲームをベンチから見守っていたFWエデン・アザールだ。2019年にレアルへ加入したアザールは7番を任された新エース候補だったのだが、何とこの3年でクラシコに1度も出場したことがないのだ。
移籍初年度の2019-20シーズンはコンディションが整わず、リーグ戦でのクラシコ2試合を欠場。怪我での欠場は続く2020-21シーズンも同じで、この2シーズンでアザールの評価は地に落ちた。

その間に若いヴィニシウスらが成長することになり、2021-22シーズンのクラシコは2試合ともベンチから見守ることになった。そのうちの1試合はホームで0-4のスコアで敗れる屈辱的な内容だったが、そのゲームでもアザールは1分もピッチに立てなかった。

今季最初のクラシコもベンチで見守ることになり、今回は3-1と快心の勝利だ。波に乗るチームに手を加える必要はなさそうで、このままだと後半戦のクラシコでもアザールに出番は回ってこないかもしれない。

1億ユーロを超える移籍金で獲得されながら一度もクラシコに出ないままレアルでのキャリアを終えるのは寂しいが、アザールにチャンスはやってくるだろうか。今季もリーグ戦では98分間プレイしただけとなっており、ここからの巻き返しはかなり厳しいだろう。

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