トッテナム戦で2ゴールを生んだフレッジの積極性 「ベストゲームの一つ」とそのパフォーマンスに寄せられた称賛の声

トッテナム戦のパフォーマンスを継続できるか photo/Getty Images

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大一番で大仕事をやってのけたフレッジ

MFフレッジの活躍もあり、トッテナムから2-0の勝利をあげたマンチェスター・ユナイテッド。サポーターや現地メディアも彼のパフォーマンスを称賛している。
 
14日のヨーロッパリーグ、オモニア・ニコシア戦から2試合連続でスタメン出場を果たしていたフレッジ。オモニア戦はフル稼働状態だったMFクリスティアン・エリクセンを休ませるためにフレッジが起用されたと見られるが、16日のニューカッスル・ユナイテッド戦は体調不良の影響でエリクセンがメンバー外となり、MFスコット・マクトミネイも累積警告で出場停止という状況だった。
 
今回のトッテナム戦ではそのエリクセンとマクトミネイがメンバーに戻ってきたものの、中盤は再びフレッジとカゼミロのブラジル代表コンビが先発出場。これでフレッジは3試合連続のスタメンとなった。
 
その起用に応えるべく、フレッジはトッテナム相手に好プレイを披露した。守備面もさることながら、特に攻撃時のプレイが光り、スルーパスやシュートから多くのチャンスを生み出した。そして、彼の積極的な姿勢はマンUに2ゴールをもたらしている。
 
先制点が生まれたのは47分。FWジェイドン・サンチョがボックス内でキープすると、駆け上がってきたフレッジへボールを落とす。フレッジのダイレクトでシュートは相手DFのブロックによってコースが変わり、好セーブを連発していたGKウーゴ・ロリスもこれには反応できなかった。
 
2ゴール目は69分。ボックス内に位置していたフレッジに浮き球が渡り、これを胸トラップでコントロール。2タッチ目は相手DFに阻まれたが、このこぼれ球をMFブルーノ・フェルナンデスがゴールに流し込んだ。
 
英『Manchester Evening News』によれば、「フレッジ、フレッジは再び敵を切り裂くだろう」という、マンUファンのチャントが試合後の場内に響き渡っていたようだ。また、同メディアは「フレッジにとって、このクラブでのベストゲームの一つになった」と彼の活躍を称賛。「フレッジがこのような安定したプレイを常に披露できないことが、ユナイテッドにとってはもどかしい」と伝えている。
 
マンUの次の試合は23日のチェルシー戦であり、ビッグマッチが続く。さすがにエリクセンの状態が万全となれば彼が優先して起用されるはずだが、エリック・テン・ハーグ監督は結果が出たスタメンをあまりいじらない傾向がある。エリクセンの状態次第ではフレッジの起用もありえそうだが、懸念となっている継続性のなさを克服することはできるか。

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