サカに求められる “トッププレイヤー基準”の活躍 「非情になって3日おきにプレイしてもらいたい」とアルテタ監督

昨季以上の結果を残せるか photo/Getty Images

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計り知れないポテンシャルを秘めているサカ

21日に行われたヨーロッパリーグのPSVアイントホーフェン戦を1-0で勝利したアーセナル。FWブカヨ・サカはこの試合でもスタメン出場を果たしたが、ミケル・アルテタ監督は彼を休ませるつもりはないようだ。
 
今季も右ウイングのレギュラーとしてアーセナルの攻撃を牽引しているサカ。すでに公式戦5ゴール4アシストと数字の面でも良い結果を残しているが、稼働率の高さに不安がある。
 
アルテタ監督はここまでの公式戦14試合全てでサカを起用しており、そのうちの12試合が先発出場。彼がスタメン落ちしたELの2試合では、新加入の19歳FWマルキーニョスが起用された。
 
マルキーニョスも出場した試合では良いパフォーマンスを見せており、今季の嬉しいサプライズとなっているが、レベルの高い試合ではやはりサカを起用せざるを得ない。できればもう少しマルキーニョスの出番を増やしていき、サカの負担を軽減させたいところだが、英『Daily Mail』によれば、アルテタ監督は意図的にサカを多くの試合で起用しているようだ。
 
「世界のトッププレイヤーを見れば、彼らは3日おきにプレイして70試合を戦っているし、違いを生み出して試合に勝っている」
 
「トップに立ちたいのならそれができないといけない。そして、もし我々が若い選手の心に何か違うものを植え付け始めたら、それは大きな過ちになってしまうと思う。『いや、今日はプレイしない。人工芝ではプレイしない』となってしまうだろうからね」
 
「そんなことは望んでいない。非情になって3日おきにプレイしてもらいたい。そして私のドアをノックしてほしい。『僕はプレイしたい、試合に勝ちたい』と」
 
「私に『それは彼らには無理だ』と言ってくるフィットネスコーチは世界中のどこにもいない。なぜなら私が72試合を戦って50ゴールを決めた選手を見てきたからだ」
 
「50ゴールを決めるような選手は、1シーズンに38試合も出場するわけではない。それは不可能なことだ」
 
サカは2020-21シーズンから2シーズン連続で公式戦40試合以上に出場しているが、アルテタ監督は今季もそれに近い出場試合数を求めているのだろう。その中で“違いを生み出し続ける”という難易度の高いミッションが課されているが、これを達成してトッププレイヤーの仲間入りを果たすことができるか。

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