レヴァンドフスキ抜けても“58ゴール”と攻撃大爆発 バイエルンはCL優勝候補に加えるべきだ

サネも序盤から調子を上げてきた photo/Getty Images

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バイエルンの攻撃力は落ちていない

今夏にスーパーエースのロベルト・レヴァンドフスキを失ったが、バイエルンは今季もチャンピオンズリーグの優勝候補にリストアップされるべきだろう。

今季はリーグ戦で勝ち点を取りこぼすケースも目につくが、レヴァンドフスキが抜けたにも関わらず得点力はそこまで落ちていない。ここまでリーグ戦では10試合で30ゴールを挙げているが、現時点で30ゴールを超えているチームは5大リーグでマンチェスター・シティ(33ゴール)のみだ。マンCがアーリング・ハーランドを加えていることを考えれば、ここまでのバイエルンの攻撃も十分に評価できる。

チャンピオンズリーグでもインテル、バルセロナ、ヴィクトリア・プルゼニと同居する厳しいグループながら、13ゴールを挙げて4連勝を達成。この得点数は17ゴールを奪っているナポリに次いで2番目の多さだ。
DFBポカールなどすべてのコンペティションを含めれば58ゴールを奪っていることになり、今季もバイエルンの攻撃は脅威だ。

今夏にバイエルンはレヴァンドフスキとはタイプの異なるFWサディオ・マネを加えており、レロイ・サネ、セルジュ・ニャブリ、ジャマール・ムシアラ、トーマス・ミュラー、マネといった選手が次々とポジションを入れ替えながらペナルティエリアに侵入してくる。ポジションを入れ替えすぎることによるカウンターアタックへの脆弱性も指摘されているが、彼らの攻撃が脅威なのは間違いない。どこからでも得点を奪えるチームに仕上がってきている。

それに加えて大型FWエリック・マキシム・チュポ・モティングも信頼できることが再確認された。レヴァンドフスキほどの影響力はないが、大型FWとしてマネやサネとは異なる強みをプラスできる。攻撃のオプションは確実に増えているのだ。

守備の方もブンデスリーガ首位を走るウニオン・ベルリンの6失点には負けるが、8失点とそれなりにまとめられている。最終ラインにマタイス・デ・リフトを獲得したことでセンターバックの層も厚くなっており、時間をかければさらに良くなるだろう。

「ヨーロッパよ、気をつけろ。バイエルンは頂点を狙っている」

独『Bavarian Football Works』はこのように期待をかけているが、バイエルンは再び欧州の頂点に届くのか。レヴァンドフスキを手放しながらチャンピオンズリーグ制覇となれば、今季は大成功のシーズンと言えそうだ。

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