ベルギーで際立つ“空中戦勝利数&ロングボール成功数” コルトレイクでポジション掴んだサムライDFの脅威

コルトレイクでプレイする渡辺剛 photo/Getty images

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新天地でポジションを掴んだ

今夏岡崎慎司がシント・トロイデンに加わったように、ベルギーリーグには多くの日本人選手が在籍している。それこそシント・トロイデンは多く、岡崎以外にも香川真司やシュミット・ダニエル、橋岡大樹、林大地と多い。

同じくジュピラー・プロリーグのコルトレイクはここ1年で日本人選手の数を増やしている。昨季の冬にFC東京からDF渡辺剛を、今夏湘南ベルマーレからMF田中聡を獲得している。両者ともにコルトレイクでは出場機会を得ており、渡辺はセンターバックとして13試合で1ゴール、田中は中盤で8試合に出場している。チームは13試合で勝ち点11と不調に陥っており、次節ウェステルロー戦で勝ち点3を掴みたい。

昨季の冬からコルトレイクでプレイする渡辺はすでに信頼を掴んでおり、今季はCBとして全試合にフル出場している。この数字を継続しているのは、DFクリストフ・デーネとGKマルコ・イリッチの3人のみである。
そんな渡辺はベルギーで素晴らしいスタッツを残している。それが空中戦の強さとロングボールの成功数だ。空中戦勝利数は34回、ロングボールは72本通しており、それぞれDF限定になるがリーグで4番目と7番目の好成績となっている。身長自体は184cmと大柄ではないが、素晴らしいジャンプ力で滞空時間を長くしており、高い打点からヘディングすることができている。2-2と引き分けた直近のシャルルロワ戦では10回の空中戦勝利を記録した。

東京五輪出場は叶わなかった渡辺だが、ベルギーの地で躍動している。攻撃を跳ね返せる強いフィジカルと高いビルドアップ能力を持っており、新天地ではポジションを掴んだ。25歳とこれからの選手であり、今後のステップアップに期待だ(データは『SofaScore』より)。

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