ジェラード解任のアストン・ヴィラ 新監督候補にスポルティングCPの青年監督浮上。指揮官引き抜きによる守田の去就は?

スポルティングCPを率いるルベン・アモリム photo/Getty images

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監督と共に移籍するのはよくある話だ

スティーブン・ジェラードを解任したアストン・ヴィラ。今季の成績は11試合で2勝3分6敗と苦しいものであり、現在は下位に沈んでいる。

ジェラードの後任候補としてトーマス・トゥヘルやマウリシオ・ポチェッティーノとプレミアリーグを知る名将がリストアップされたが、英『The Sun』は守田英正がいるスポルティングCPのルベン・アモリムも候補の一人だと報じている。

現役時代はベンフィカやブラガでプレイし、引退後古巣のブラガを率いて2020年からスポルティングCPの監督を務めるアモリム。37歳と若い監督ながらポルトガルでは結果を残しており、20-21シーズンにはリーグ制覇、カップ戦優勝と2冠をチームにもたらした。
同メディアによると、ヴィラがアモリムをスポルティングCPから引き抜くには、2000万ポンドのリリース条項を発動させる必要があるようだ。日本円にして約33億円であり、支払うことになれば監督として世界最高額になるという。

監督がプレミア行きとなれば気になるのは、現教え子たちの去就である。スポルティングCPは優秀な人材をプレミアリーグに輩出した過去を持っており、クリスティアーノ・ロナウド、ブルーノ・フェルナンデス、ジョアン・パリーニャ、マテウス・ヌネスと実績がある。

スポルティングCPといえば日本代表守田の名前が挙がる。今季からこのクラブでプレイしており、中盤はマヌエル・ウガルテとコンビを組むことが多い。

ヴィラはプレミアのクラブということもあって資金力があり、残念ながら中盤の戦力は充実している。ジョン・マッギン、ドウグラス・ルイス、ジェイコブ・ラムジー、ブバカル・カマラ、モルガン・サンソン、レアンドロ・デンドンケルと曲者が揃う。そのためアモリムが引き抜かれたとしても守田が移籍する可能性は低い。スポルティングCPは攻撃陣に実力者が揃っており、ペドロ・ゴンサウヴェスやマーカス・エドワーズらがターゲットになると予想できる。

ヴィラの監督人事はどうなるのか。資金力のあるチームであり、トゥヘルやポチェッティーノを呼べるだけの力はある。彼らがこのオファーに対し首を縦に振るかは分からないが、今後に動きに注目だ。

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