「マンチェスター・ユナイテッドで再びプレイすることはないだろう」 18ゴール挙げた昨季から一転、今季ロナウドの陰が薄いわけ

マンチェスター・ユナイテッドで出番がないクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images

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22-23シーズンは出番が少ない

昨季マンチェスター・ユナイテッドに復帰し、リーグ戦では30試合で18ゴール3アシストを記録したクリスティアーノ・ロナウド。37歳とキャリアの終盤を迎えながらもストライカーとしてチームを支えた。

しかし今夏にはチームがCLに出場できないため移籍を志願。だがロナウドの給与が高額なこともあって買い手がつかず、移籍計画は失敗に終わっている。

昨季あれだけ輝いたロナウドだが、今季は静かだ。リーグ戦では未だ2試合しか先発できておらず、4試合で先発しているELでは1ゴール1アシストと期待ほどの数字は残せていない。
ユナイテッドは10月にビッグマッチが数試合用意されており、とくに終盤は対トッテナム、対チェルシーとBIG6との連戦が続いた。ロナウドはビッグマッチで輝く選手だが、2試合ともに出番がなかった。スパーズ戦では出番がないと分かり試合終了を待たずしてロッカールームに引き上げたことが話題となった。

「ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドで再びプレイすることはないだろう」

英『BBC』にて元イングランド代表のロブ・グリーン氏はロナウドが以前のようにピッチ上でチームの中心にいることは難しいと主張している。

その理由は明らかであり、指揮官であるエリック・テン・ハーグが求めることがロナウド向きではないからだ。テン・ハーグはアタッカーに守備時の運動量を求めており、ハイプレスが基本となっている。そのためチームのために走ることができるマーカス・ラッシュフォードが最前線に配置されている。シュートの技術や得点を奪うことに関してはロナウドがラッシュフォードを上回っているが、現代サッカーで求められるFWの運動量は37歳のロナウドにはない。1試合であればテン・ハーグが求めるものを実現できるかも知れないが、シーズンを通して実行するのは難しい。

扱いが難しい選手となっているロナウド。起用されなければ得点数を伸ばすことはできず、このまま2回目となるユナイテッドでの旅は終わりを迎えることになるだろうか。

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