「ミラクル・レスター」の立役者が記録塗り替える “シアラー越え”バーディが30歳からの通算100ゴール達成

記録を塗り替えたレスターのジェイミー・バーディ photo/Getty images

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ここからレスターの躍進が始まるか

今夏はカスパー・シュマイケル、ウェズレイ・フォファナと2人の主力を放出したが、思うように補強ができなかったレスター・シティ。そのためか22-23シーズンは開幕から絶不調であり、降格圏内に沈んでいた。それでもここ3戦は負けておらず(対クリスタル・パレス(0-0△)、対リーズ(2-0〇)、対ウルブズ(0-4〇))、勝ち点11にまで伸ばし16位に浮上している。

直近のウルブズ戦では前半だけで2ゴールを決め、結果大量4得点で大勝となった。今季4得点での勝利はノッティンガム・フォレスト戦以来であり、16位ながらここまで21ゴールを決めている。下位クラブの攻撃力ではなく、得点数だけでいえば4位ニューカッスルや5位チェルシー、6位マンチェスター・ユナイテッドよりも上だ。

英『Daily Mail』によると、ウルブズ戦でゴールを決めたジェイミー・バーディの得点が記念すべき30歳となってからの通算プレミア100ゴール目だったようだ。現在バーディは35歳で、プレミアでは134ゴールを決めているが、そのうち100ゴールは30歳になってから決めたというのだから恐ろしい。
同メディアによると、30歳から100ゴールを決めたのはバーディがプレミアの歴史の中で初めての人物になったようだ。記録としては元アーセナルのイラン・ライトが93ゴール、元ニューカッスルのアラン・シアラーが84ゴール、現エヴァートン指揮官であるフランク・ランパードが82ゴールという数字を残している。

今季は若いパトソン・ダカにポジションを譲ることが多くなっているバーディだが、それでも638分で1ゴール4アシストと計5得点に関与している。ダカ(3ゴール1アシスト)よりも多い数字であり、レスターのエースは健在だ。スピードに陰りは見えるが、オフザボールの動きは素晴らしく、ジェイムズ・マディソンら素晴らしい2列目の選手にスペースを与える。

3戦無敗のレスターは29日にホームでマンチェスター・シティと対戦する。ここまで2位の強力な相手だが、バーディが中心となって大物食い達成となるのだろうか。

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