ドルトムント所属17歳の神童が本格的にブレイクも…… 契約は今季限り“フリーでの獲得”目指しリヴァプールが前進

本格的なブレイクを匂わせるボルシア・ドルトムントのユスファ・ムココ photo/Getty images

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手放してしまうのか

ボルシア・ドルトムントは今夏絶対的な得点源であったアーリング・ハーランドを手放し、アヤックスからセバスティアン・ハラーを獲得した。エールディビジでは昨季31試合で21ゴール7アシストを記録したストライカーであり、ハーランドの代役は務まると思われていたが、睾丸に腫瘍が見つかり無期限での離脱となってしまった。そこでドルトムントは急遽ケルンからアントニー・モデストを獲得した。

モデストもハラーと同様に前所属クラブで20ゴールを記録しており、頼れる得点源としての活躍が期待されたが、ここまでは9試合で2ゴール1アシストと期待通りとはなっていない。

得点源の確保に悩むドルトムントだが、そこで立ち上がったのが17歳のFWユスファ・ムココである。当時16歳にしてブンデスリーガでゴールを決めるなど期待の新人であり、昨季は16試合で2ゴールと伸び悩んだが、今季は10試合で4ゴール2アシストとプレイタイムと得点数を順調に伸ばしている。
直近の5-0で快勝したシュツットガルト戦では1ゴール1アシストの大活躍だった。前半ジョヴァンニ・レイナのゴールをアシストすると、後半自身も加わった攻撃の組み立てからフィニッシュしており、勝利に大きく貢献している。

英『talk SPORT』によると、そんなムココに早くも複数のビッグクラブが関心を寄せているようだ。同メディアはレアル・マドリード、パリ・サンジェルマン、バルセロナの名前を挙げ、その中でリードしているのが元ドルトムントのユルゲン・クロップが率いるリヴァプールだという。契約は今季までとなっており、来夏フリーでの獲得を目指すようだ。

ムココは最前線でプレイするストライカーで、今季飛躍の年を迎えている。ゴール前での決定力だけでなく少し降りてゲームメイクに参加する偽9番的な要素も備えており、万能なアタッカーだ。怪我の多さは気になるが、各ビッグクラブはどのように考えているのか。

契約延長の話が出てこないムココ。今季は主力FWの不調もあって出番を掴んでおり、このままではフリーで逸材を逃がしてしまうことになる。

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