W杯・カタール大会後には日本代表の常連になることも? 欧州5大リーグ外で輝くサムライたち

中村敬斗は今後より注目される存在になるのだろうか photo/Getty images

コンスタントに活躍している

欧州5大リーグで活躍する日本人選手は増えており、今季はとくにフランクフルトの鎌田大地とスタッド・ランスの伊東純也の活躍が印象的だ。鎌田は10試合で6ゴール2アシスト、伊東は9試合で4ゴール1アシストを記録している。伊東は5大リーグ初挑戦となったが、問題なくリーグ・アンに適応している。

少しレベルは落ちるが、5大リーグ外で活躍している日本人選手も同様に数を増やしている。例えばスイスのスーパーリーグ、グラスホッパーにはMF川辺駿とDF瀬古歩夢の2人の日本人選手が在籍している。瀬古は出番こそなかったが、9月の日本代表戦で招集された。

今季数字を残しているのは、川辺のほうだ。ここまで12試合に出場して6ゴール3アシストを記録。試合には敗れたが、21日のセルヴェット戦では川辺が2ゴールを決めて同点に追いついている。昨季は34試合で7ゴール3アシストと印象に残るシーズンだったが、今季は早くもその数字を更新することになりそうだ。

得点数でいえばその川辺を越えるのが、オーストリアリーグのLASKランツでプレイするFW中村敬斗だ。2年目ということもあってチームとの信頼関係も築けており、今季の勢いは凄い。12試合で7ゴール3アシストと早くも二桁得点に関与しており、リーグの得点ランキングでは3位につけている。ビッグクラブ行きが噂されるFWノア・オカフォーらレッドブル・ザルツブルクのヤングタレントよりも輝いており、日本代表入りが待ち遠しい選手である。

これからの日本代表入りは難しいかも知れないが、ベルギーのシャルルロワでプレイするMF森岡亮太の高いパフォーマンスは今季も健在である。13試合で3ゴール2アシストと5得点に関与しており、この数字はチームトップだ。ボランチにトップ下と中盤であればどのポジションでもプレイできるユーティリティ性は彼の武器であり、複数のポジションをこなしてチームを支える。

日本国内でその活躍を報じられる回数は少ないが、各クラブで存在感を示している川辺、中村、森岡の3人。川辺と中村はワールドカップ・カタール大会後、日本代表に招集される可能性が高く、これからの活躍に期待だ。

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