アーセナルが “約88億円プラス選手譲渡”の条件で人気銘柄獲得へ ターゲットはトーマスの代役ではなく攻撃的MF?

ラツィオで躍動するセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ photo/Getty images

即戦力となるだろう

プレミアリーグでのここ2戦は苦戦気味のアーセナル。リーズ戦は何とか勝てたが、続くサウサンプトン戦では前半に先制するも後半に追い付かれ、1-1でのドローとなってしまった。2位のマンチェスター・シティはブライトンに勝利しており、勝ち点差は2に縮まっている。

そんなアーセナルが2位以下のチームを引き剥がすには、冬の移籍市場での動きが重要になる。シーズン後半戦はカップ戦やELの決勝ラウンドがスタートし、さらに難しい試合が増える。そうなれば選手層のアップは重要事項となる。

英『Sport Bible』によると、アーセナルは1月の移籍市場でラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチの獲得に動くようだ。アーセナルは”何としてでも”このセルビア代表MFを獲得したいようで、5250万ポンド(日本円にして約88億円)の移籍金とアルベール・サンビ・ロコンガを譲渡するオファーを用意している模様。同メディアによると、5年も前からミリンコビッチ・サビッチに関心を示していたようで、念願叶うのか。

191cmと長身を武器に中盤でプレイするミリンコビッチ・サビッチ。2015年からラツィオでプレイしており、ここまで309試合で62ゴール58アシストを記録する得点力のある中盤戦士だ。今季も11試合で3ゴール7アシストとその数字は健在である。

ラツィオでは[4-3-3]のインサイドハーフを務めており、アーセナルでも同じそのポジションに入るだろう。前線でのチャンスメイクだけでなく下がってのビルドアップもこなすことができ、アーセナル以外にもマンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスがこの巨人MFに興味を持っているといった報道も聞こえてくる。

魅力的な選手であり、獲得できればチーム力はグッと上がるだろうが、今のアーセナルが欲しいのはトーマス・パルティの離脱をカバーできる選手だ。中盤の底でチームの舵を取り、守備で貢献できる守備的MFが欲しい。ミリンコビッチ・サビッチはどちらかといえば攻撃的MFであり、スタイルも違う。

モハメド・エルネニー復帰の算段が立っているのか、攻撃的MFを狙うアーセナル。27歳と今がピークの選手であり、獲得となるのだろうか。

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