マンUはC・ロナウドが退団しても代役確保に動けない? 1月の補強は限定的か

夏に続いて冬も去就に注目が集まりそうなロナウド photo/Getty Images

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ストライカーが不足気味なマンU

20日に行われたトッテナム戦で試合終了前にロッカールームへと引き上げてしまったマンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウド。続く23日のチェルシー戦はメンバー外となっており、1月の退団も噂されているが、クラブがロナウドに代わるストライカーを獲得するかどうかは微妙なようだ。
 
夏の移籍市場でも退団の噂が飛び交ったものの、結局今季もマンUでプレイしているロナウド。しかし、エリック・テン・ハーグ新監督の下では定位置を掴むことができておらず、今季のゴールはまだ2つに留まっている。
 
英『The Athletic』によれば、マンUとロナウドが双方合意の上で契約を解除し、マンUがロナウドのフリー移籍を認めるのではないかという見通しもあるという。これが実現した場合、マンUはロナウドの退団時に移籍金を得ることができなくなるが、それ以降は彼に高給を払わずに済む。そしてロナウドも自分で自由に移籍先を選ぶことが可能になる。
 
しかし同メディアは、低コストの緊急解決策が見つからない限り、マンUが1月の移籍市場でロナウドに代わる選手の獲得に動く予定がないとも伝えている。今夏の移籍市場で予算以上の支出があったため、彼らは財政的に乏しい状況のようだ。
 
現在のマンUには、ロナウド以外のストライカーがFWマーカス・ラッシュフォードとFWアントニー・マルシャルしかおらず、マルシャルに至っては負傷離脱を繰り返している。実質ここまではラッシュフォードとロナウドの2人がセンターフォワードのポジションを争っており、ロナウドの退団が実現してしまえば、ラッシュフォードに大きな負担がかかることも予想される。
 
著名なイタリア人ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏は、ロナウドがすでにファーストチームの練習に復帰したことをTwitterを通して発信しており、彼は28日のヨーロッパリーグ、シェリフ・ティラスポリ戦に向けて準備を進めているという。新戦力の獲得が難しいのであれば、マンUはひとまず今季終了まで彼を引き留めてもよさそうだが、事態は今後どう動いていくのか。

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