デ・ヘアが正守護神でいられるのは今季まで? ユナイテッドが“現代的”な若いGKをリストアップ

ダビド・デ・ヘアの前に優秀なライバルが現れるかもしれない photo/Getty images

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成長しているデ・ヘア

2011年からマンチェスター・ユナイテッドでプレイするダビド・デ・ヘアからすれば今季は難しいシーズンとなっているだろう。新指揮官がチームに加わり、GKに求められるスキルが変わった。

現代的なGKは後方でのビルドアップに参加することを求められる。オーレ・グンナー・スールシャール政権ではそれほど求められてこなかったものをデ・ヘアは今求められており、シーズン開幕直後はかなり苦戦していた。

今のデ・ヘアはそんな難しい時期を乗り越え、新体制に適応している。マンチェスター・シティのエデルソン・モラレスのように相手のハイプレスを無効化できるほどではないが、ハイプレスに多少対抗できるくらいには成長している。ロングパス、ミドルパスの精度が上がっており、デ・ヘアから正確なパスが味方に届けられるシーンが増えた。
そんなデ・ヘアは今季でユナイテッドとの契約が切れる。1年間の延長オプションは付随しているもののどのような決断を下すのか。

英『The Athletic』によると、クラブはデ・ヘアとの契約を延長するのか冬以降に判断するようだ。デ・ヘア本人は延長に前向きであり、支払われる給与が半分になったとしても問題ないという。ただ先発としての座を譲るつもりはなく、今後もユナイテッドの正守護神としてチームを支えるつもりだ。

ユナイテッドはデ・ヘアとの契約延長が難しいと考えているのか、すでに新守護神候補をリストアップしている。アスレティック・ビルバオのウナイ・シモンとポルトのディオゴ・コスタである。シモンが25歳、コスタが23歳とどちらも若いGKだ。

両者ともにセービングだけでなくパスから攻撃に参加することができ、デ・ヘアにない強みを持っている。テン・ハーグはGKに攻撃参加を求めており、彼らは監督の要望に応えることができる。

クラブに忠誠誓うデ・ヘア。それでもユナイテッドは新たなGKの獲得を目指しており、今後は熾烈なポジション争いが行われることになりそうだ。

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