スカマッカに負けない逸材 イタリアで“ガラスの才能”となっているペッレグリは今どこに

今季初ゴール決めたペッレグリ photo/Getty Images

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ようやく踏み出した今季の一歩

23日に行われたセリエA第11節、ウディネーゼ戦で今季の第一歩を踏み出したストライカーがいる。

69分に今季初ゴールとなる決勝点を挙げたトリノ所属のイタリア人FWピエトロ・ペッレグリ(21)だ。

ユース年代から有名な存在だったペッレグリだが、とにかく怪我に泣かされるキャリアを過ごしてきた。ポテンシャルは確かと言われながら、それを発揮する場がなかったのだ。
しかし今季の立ち上がりは悪くない。ここまでは大きな怪我もなく定期的に出番を得ており、ウディネーゼ戦では今季リーグ戦初ゴールもゲットした。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、トリノのOBであるルジェーロ・リッツィテッリは188cmとサイズのあるペッレグリを同じく195cmの大型イタリア人FWジャンルカ・スカマッカと重ねており、今後のさらなる活躍に期待をかけている。

「ようやく彼はコンディションの良さを感じているようで、(コッパ・イタリアを含む)6日間での2ゴールで自信も増している。彼の復帰はイタリアサッカー界にとって良いものだよ。彼のフィジカルは恐れを知らない野獣のようで、彼に必要なのは継続性だ。このままワールドカップの中断期間まで毎試合出場できるだろう。彼のスタイルやフィジカル能力はスカマッカに近いと感じているんだ」

モナコ、ミランを経て、今年1月よりトリノでプレイするペッレグリ。ナポリのジャコモ・ラスパドーリ、ウェストハムのジャンルカ・スカマッカの2人はアズーリでのライバルであり、ペッレグリも4年後のワールドカップへ向けてこのバトルに絡んでいくべき選手だ。

今季はここまでリーグ戦9試合で1ゴール。昨季は怪我もあり、9試合1ゴールで終わってしまった。現時点では昨季と数字が並んでいるが、今季はそれ以上の数字を残したい。

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