マンUの18歳ウインガー・ガルナチョが初先発で上々のプレイ 交代時にはファンから拍手が送られる

左サイドで存在感を見せた photo/Getty Images

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順調にステップアップしているガルナチョ

28日、マンチェスター・ユナイテッドはヨーロッパリーグのシェリフ・ティラスポリ戦に臨み、DFディオゴ・ダロト、FWマーカス・ラッシュフォード、FWクリスティアーノ・ロナウドのゴールで3-0の勝利をあげている。これにより彼らはグループリーグ2位以内を確定させることができたが、その一方で18歳のFWアレハンドロ・ガルナチョがトップチーム初スタメンを飾るというニュースもあった。
 
マンU下部組織出身の選手として注目を集めている若きウインガー、ガルナチョ。昨季はプレミアリーグ終盤戦でトップチームデビューを果たしていたが、指揮官がエリック・テン・ハーグ監督に代わった今季も度々トップチームのメンバーに加えられており、ここまで公式戦3試合に出場。しかし、与えられたプレイタイムは最長でもELレアル・ソシエダ戦の約20分となっていた。
 
今回のシェリフ戦では本職の左ウイングでついに初のスタメン出場を果たす。彼は序盤から臆することなく仕掛けていき、11分には左サイドからドリブルでボックス内に侵入。低い位置にいたロナウドへバックパスを送ると、これがFWアントニーのシュートに繋がっている。また、33分にはカットインから自らシュートまで持ち込む姿も見せた。
 
その後も左サイドで何度か見せ場を作り、78分にはコーナーキックの流れからこの試合2度目のシュートを放つ。その直後に交代となったが、彼の積極果敢なプレイにはスタジアムに駆けつけたマンUファンから多くの拍手が送られた。
 
英『Manchester Evening News』によれば、テン・ハーグ監督は試合後、ガルナチョを先発起用した意図や今回の彼のプレイについて、このようなコメントを残している。
 
「彼は良いパフォーマンスを見せたと思う。彼は私が期待していたことをやってくれた。ここ数週間の彼はチャンスを得るに値した。シーズン序盤は彼にとっては難しい状況だった。私は彼に満足していなかった。しかし、ここ数週間の彼には満足している。より良い姿勢を見せ、立ち直り、より強い決意を感じさせた」
 
「狭いエリアでのボールの扱いや、背後への飛び出し、テンポの良いドリブルといった彼の才能が見られた。彼は相手を翻弄することができるし、特に、今回のようにコンパクトな守備を見せる相手には彼の持つ能力が活きる」
 
トップチームではここ1ヵ月半ほど出番を得られていなかったガルナチョだが、練習の中でテン・ハーグ監督へのアピールに成功していたようだ。そしてこのテン・ハーグ監督のコメントから察するに、近いうちにまた彼には出番が訪れるはず。トップチームでの経験を糧にしながらさらなる成長を遂げてほしいところだ。

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