「チェルシーはポゼッションベースのチームになる」 繋げるGKケパが“1番手”になるとき

チェルシーで活躍するケパ photo/Getty Images

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ケパの出番が増えてきた

指揮官が替われば起用法も変わる。それはフィールドプレイヤーだけでなく、GKも同じだ。

トーマス・トゥヘルからグレアム・ポッターへと指揮官が交代したチェルシーでも、序列の変化は起きている。2番手だったケパ・アリサバラガが1番手へ昇格したのだ。

2018年に7100万ポンドもの移籍金で加入したケパだったが、当初はセービング率が悪いとかなり批判を浴びた。そのことからチェルシーはエドゥアール・メンディの獲得に動き、メンディがすぐさま1番手へ昇格する運びとなった。
そこからケパは忘れられたような存在となっていたのだが、ポッターはケパを積極的に起用している。現在はリーグ戦5試合連続出場を果たしており、ポッターの就任から流れが変わったのは明らかだ。

英『BT Sport』によると、元チェルシーMFジョー・コールはケパの足下の技術を絶賛する。そこがポッターの求めるものであり、組み立ての部分でケパはメンディより高い評価を得ているのだ。

「今の彼はずば抜けている。これはポッターの方向性の表れであり、チェルシーはポゼッションベースのチームになるだろう。足下の技術に信頼の置けるGKを抱えているのは非常に重要だ。ケパは足下の技術で誰よりも優れている」

このままケパは1番手を守れるのか。GKにもパス能力を求める現代ならではの序列逆転で、再びケパの評価が上がってきている。

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