苦手なシティは獲得すべき? 直近4年間ミスなしキャリアでの“失敗はわずか1回”ブレントフォードが誇るPK職人

PKを得意とするイヴァン・トニー photo/Getty images

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武器が多い選手である

プレミアリーグを制した昨季のマンチェスター・シティは38試合で99ゴール決めている。100ゴール越えた年もあって17-18シーズンは106ゴール、19-20シーズンは102ゴール記録している。近年プレミアで100ゴール越えを達成したクラブはシティしかいない。

今季はボルシア・ドルトムントからアーリング・ハーランドを獲得しその攻撃力はさら上がった。現時点で11試合36ゴールであり、ハーランドが一人で17ゴール決めている。そのハーランドに感化されたのか、フィル・フォーデンの決定力も高まっており、今季もゴール数はシティがトップだろう。

そんなシティだが、意外なことにPKが苦手だ。先日のCLドルトムント戦では0-0の場面でリヤド・マフレズがPKを獲得したが、外してしまった。そのまま引き分けグループステージ首位通過を決めたが、それが例えばプレミアの優勝を決めるゲームやCL優勝を決める試合だったらより批判されていただろう。
英『Daily Mail』によると、ジョゼップ・グアルディオラが就任して以降のシティは80回のPKのチャンスを得ているが、実に25回も失敗しているそうだ。確かにマフレズはCLコペンハーゲン戦でも外しており、昨季であればウェストハム戦でも外した。ケビン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアンもPKの名手ではなく、よく考えれば得意な選手はいない。現在はハーランドが務めているが、彼がピッチからいなくなればシティにとってPKはチャンスといえるのか。

同メディアではそんなPKが苦手なシティとは真反対なPKが得意な選手を紹介している。ブレントフォードのイヴァン・トニーだ。イングランド代表にも選ばれたストライカーはPKが大の得意であり、ここまで27回のチャンスを得て失敗したのはわずかに1回だ。直近4年間は外していないらしく、ポジションはハーランドと被るがシティはトニーを加えればこの問題は解決するだろう。

ブレントフォードは3バックと時には守備に比重を置くこともあり、PKを確実に沈めてくれるトニーの存在は大きい。実際に今季も8ゴールと得点源としてチームをけん引しており、ブレントフォードはここまで11位とまずまずな数字を残している。

イングランド代表に選出されビッグクラブから狙われるようになったトニー。得点だけでなくポストプレイやチャンスメイクなど武器が多い選手であり、PKも上手い。万能性が光っており、今後はどのクラブでプレイするのだろうか。

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