好調アーセナルに不安要素アリ 海外メディアが口を揃えて指摘する弱点

PSVに敗れたアーセナル photo/Getty images

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アルテタのやり繰りでどうにかしたい

今季ここまで好成績を残すアーセナルはELグループステージ第5節でPSVと対戦。シャビ・シモンズとルーク・デ・ヨングにゴールを決められ2-0での敗戦となってしまった。アーセナルはここまで全勝しており、順位は入れ替わることなく首位をキープしているが、サウサンプトン戦に続いてこれで公式戦2試合連続で勝ち点を落としている。

勝ちを続けていたアーセナルに不安要素が出てきたのは0-1とギリギリで白星を掴んだリーズ・ユナイテッド戦だ。前半ブカヨ・サカのゴールで幸先よく先制したが、その後は勢いに乗れず後半は劣勢に。守護神アーロン・ラムズデールの活躍もあって何とか白星を掴んだが、後半の失速ぶりを気になったサポーターは多いだろう。そして続くセインツ戦だ。このゲームでも前半に先制するも、後半リーズ戦同様に失速してしまい1-1とドローに終わっている。

リーズ戦から不安視されている失速問題を解決できず臨んだPSV戦ではまさかの黒星に。アーセナルとしては今季2つ目の負けとなった。しかも失点を喫したのは、指摘されていた後半だ。
英『The Athletic』と米『ESPN』はこの敗戦について同じような指摘をしている。それがアーセナルの選手層の薄さである。PSV戦ではロブ・ホールディング、アルベール・サンビ・ロコンガ、エディ・エンケティアらプレミアリーグでは控えとされる選手をスタメンに組み込んだ。10月はリーグ戦とELを並行して戦う必要がある苦しい時期であり、ミケル・アルテタ監督はターンオーバーを選択した。

しかし控え組のパフォーマンスは試合に影響を及ぼすことなく、主力組のパフォーマンスも冴えずチームは敗れている。昨季アーセナルがシーズン終盤に盛り返した時期は3番手のストライカーとされていたエンケティアが奮闘したが、今はそういった選手がいない。

アーセナルは冬の移籍市場で補強を予定している。ウイングと中盤であり、クラブも選手層の薄さを痛感しているのだろう。

週2試合での過密日程はワールドカップ・カタール大会前の中断まで続くことになる。最大の山場は11月6日のチェルシー戦であり、ここで落とせばプレミア首位陥落の可能性もある。

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