「候補にすら挙がっていない」と英紙は酷評 イングランド代表のNo10はカタールに行けるのか

マンチェスター・シティからチェルシーにやってきたラヒーム・スターリング photo/Getty images

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クラブでのパフォーマンスは下がり続けている

11月からワールドカップ・カタール大会が開催される。優勝候補はブラジル、アルゼンチンの南米勢に、イングランドやスペイン、フランス、ドイツ、ポルトガルといった欧州勢だろう。この2地区は頭一つ抜けており、どこが優勝するのか。

ネーションズリーグでの結果は振るわなかったが、直近のW杯・ロシア大会、EURO2020で結果を残したイングランド代表の躍進が注目されている。タレントだけを見れば世界でもトップクラスであり、普段プレミアリーグでしのぎを削るライバルたちがチームメイトとなって頂点を目指す。

英『BBC』ではそのイングランド代表のメンバー選考について話しており、チェルシーのラヒーム・スターリングは「候補にすら挙がっていない」と持論を展開している。
昨季までマンチェスター・シティでプレイしプレミアリーグでの通算ゴール数は112と素晴らしい数字を残しているスターリング。イングランド代表内ではハリー・ケイン(193ゴール)に次ぐゴール数だ。シティでは序列を落としていたが、チェルシーは5000万ポンドと高く評価し彼を獲得している。

しかしそのチェルシーでは思うように数字が伸びない。リーグ戦では3ゴールとチーム内得点王として貢献しているが、最後のゴールは8月30日のサウサンプトン戦までさかのぼる。約2カ月前の話だ。そこからスターリングは得点を挙げていない。グレアム・ポッター新体制ではウイングバックとして起用されているが、パフォーマンスはイマイチで、直近のブライトン戦では先発するも63分にベンチに下がっている。

クラブでのパフォーマンスは代表の選考に大きく影響するだろう。スターリングが起用されることになる前線のポジションにはフィル・フォーデンやブカヨ・サカと今季各クラブで好調を維持する選手がいる。タイプの違うジャック・グリーリッシュやジェイムズ・マディソンもおり、ライバルは多い。

イングランド代表では10番を背負うスターリング。しかしクラブでのパフォーマンスは全盛期とは程遠いものであり、ブライトン戦では得意のドリブルもからっきしダメだった。招集外になればサプライズだが、ガレス・サウスゲイト監督はどのような決断を下すのだろうか。

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