神戸FW藤本憲明が契約満了に 19年には天皇杯のクラブ初タイトルをもたらしたストライカー

19年の天皇杯で輝きを放った藤本 photo/Getty Images

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天皇杯決勝でゴールを決めた

ヴィッセル神戸は30日、FW藤本憲明との契約を満了することを発表した。2019年からチームに加入し、神戸に初タイトルをもたらしたストライカーがチームを離れることとなった。

藤本は青森山田高校から近畿大学を経てJFLの佐川印刷SC(SP京都FC)へ入団。2016年に鹿児島ユナイテッドFCへ加入すると、チームのエースとして成長し、2016年には15ゴール、2017年には24ゴールで2年連続のJ3得点王を受賞。2018年からは大分トリニータへ加入してJ2で12得点を決め、J1昇格へ貢献すると、翌年からは戦いの舞台をJ1に移す。

そしてシーズン途中に神戸へと移籍を決めた藤本。するとチームは天皇杯で決勝へ進出し、オウンゴール誘発に追加点を奪う活躍で2-0と鹿島アントラーズに勝利し、神戸に初タイトルをもたらした。2021年には清水エスパルスへの期限付き移籍も経験した藤本は、今季は3試合の出場にとどまった。
神戸移籍後はケガでの離脱もあり本来の力が出せなかったシーズンもあった。それでもクラブの初タイトルは藤本のゴールで勝ち取っており、歴史に名を刻む1人だろう。JFLからJ1へと成り上がった男の新たな活躍に期待が寄せられる。

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