トリノ戦を落としたミランは再びリーグ3位に転落 ピオリ監督は切り替えてCLザルツブルク戦に照準を合わせる

ピオリ監督は今回の結果に落胆 photo/Getty Images

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嫌なタイミングでつまずいてしまったミラン

31日に行われたセリエA第12節トリノ戦を2-1で落とし、今季リーグ戦2敗目を喫してしまったミラン。来月3日にはチャンピオンズリーグのレッドブル・ザルツブルク戦という大一番が控えているが、ステファノ・ピオリ監督はすでにこの試合に焦点を当てようとしている。
 
前節はモンツァに4-1で勝利し、リーグ2位に浮上していたミラン。ところが今節のトリノ戦は前半のうちに2失点を喫する展開となり、FWジュニオール・メシアスの追撃弾はありながらも、同点に追いつくことはできず。再びリーグ戦順位を3位に落とした。
 
一方、モンツァ戦とトリノ戦の間に行われたCLディナモ・ザグレブ戦では0-4の勝利を飾っており、ミランはグループEの2位に浮上。次のザルツブルク戦を引き分け以上で終えれば、9シーズンぶりの決勝トーナメント進出が叶うというところまでこぎつけている。
 
伊『Sky Sport』によれば、トリノ戦の後にインタビューに応じたピオリ監督は、今回の結果に落胆の色を隠しておらず、次のザルツブルク戦に影響が及ぶ可能性も示唆している。
 
「本当に失望している。今回の試合でも納得のいくパフォーマンスが見られることを期待していた。大事な目標がある次の試合に向けてそれが必要だった。我々はこれに向き合わなければならない」
 
「カンピオナート(リーグ戦)? 好調なチームから(勝ち点で)離されないためにも、今夜の結果は重要だった。だけどカンピオナートはまだ長いから、すぐに立て直さなければならない。今はこの敗戦から頭を 切り替えて、水曜日の試合について考える必要がある」
 
ポジティブに捉えるのであれば、今回の敗戦がミランをリーグ戦上位争いから振り落としたという訳でもなく、まだまだ彼らがリーグ戦とCLの両大会で好成績を残す可能性はある。トリノ戦の敗戦を引きずったままCL決勝トーナメント進出を逃してしまうのが最悪の展開であり、やはりピオリ監督の言うように、いかに上手く切り替えられるかが重要だろう。

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