「自分のベストポジションはウイング」 ウイングバック起用増加中のスターリングがポッター流に対して持論を展開

WB起用にも理解を示している photo/Getty Images

今季からチェルシーでプレイしているスターリング

今夏にマンチェスター・シティからチェルシーへと移籍したイングランド代表FWラヒーム・スターリング。チームの指揮官がトーマス・トゥヘル前監督からグレアム・ポッター監督へ代わって以降、ウイングバックを務める機会も多くなっているが、それについて自らの考えを明かしている。
 
FWティモ・ヴェルナーやFWロメル・ルカクが移籍したこともあり、トゥヘル政権下では主に前線でゴールを奪うことが求められたスターリング。トゥヘル監督が解任されるまでの公式戦7試合で3ゴール1アシストを記録するなど、それなりに期待に応えていた。
 
しかし、ポッター監督がチームの指揮官に就任して以降はWBを任せられる機会が多くなり、それに伴ってゴール数やアシスト数も減少。ポッター政権下のスターリングは10試合で1ゴール1アシストという成績に留まっている。
 
英『Daily Mail』によれば、スターリングはこの新たな役割に前向きに取り組んでいるようだが、ウイングへの未練も多少はあるようで、このようなコメントを残している。
 
「どんなことでもそうだけど、新しいチームに加わったら違うことを要求される。全く違う形だよ。5バックでプレイするのは久しぶりだけど、監督に頼まれたことだから喜んでやっている」
 
「僕らがボールを保持している時、僕は高めに、ワイドにポジションを取るけど、当然守備もしなければならない。でも僕としてはボックスの傍にいればいるほど好都合だ」
 
「それでも、このポジションのことを理解するための時間が増えれば増えるほど、プレイするのは楽しくなる」
 
「自分のベストポジションはウイングだと感じている。それは確かだ。だけど監督には監督のやり方がある。彼は僕たちとプレシーズンを過ごすことができていないんだから、嵐の中に放り込まれたようなものだよ」
 
実際にゴール数が減っていることから、スターリングのWB起用はやや贅沢にも思えるが、プレイの幅が広がるという意味では彼自身にとってもプラスに働くはず。上手くいけば、彼の選手としての価値がここからさらに高まっていくかもしれない。

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