ケガで過去2度のW杯を断念した韓国代表DF アルビレックス新潟やブンデスでもプレイした男の“3度目の正直”はあるか

全北でキャプテンを務めるキム・ジンス photo/Getty Images

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全北で主力となっているキム・ジンス

20日に開幕するFIFAワールドカップに向け、各国もこれから続々とメンバーが発表されていく。ポルトガル、ウルグアイ、ガーナと同組となった韓国も強者ひしめくグループで予選突破を狙い、最善のメンバーを練っているところだろう。

そんなチームで注目なのが、Jリーグで成長を重ねてドイツでも活躍するものの、ワールドカップと縁がない男の選出だ。全北現代モータースに所属するキム・ジンスである。

2012年に韓国の慶熙大学校からアルビレックス新潟へと入団。ドイツへ移籍した酒井高徳の後釜として期待され、初年度からJ1で23試合1ゴールを記録するなど、主力として活躍した。翌年には31試合に出場して自らの価値を高めると、2014年の夏にはブンデスリーガのホッフェンハイムへと移籍する。
新潟での成長著しいキム・ジンスには、ブラジルワールドカップでも主力として期待され、実際に23名のメンバーに入った。しかし大会直前に負傷してしまい辞退することに。ホッフェンハイムには2年半在籍し、2017年に全北へ加入。全北でもレギュラーとして戦い抜き、2018年にはロシアワールドカップにはメンバー入りも期待されたが、春ごろに左足のじん帯を損傷してしまいW杯には間に合わず。ケガで2度もW杯出場を逃している。

そして迎えた2022年。30歳となったキム・ジンスは今季も全北で存在感を高めており、今季のKリーグでも31試合に出場して2ゴールをマーク。ヴィッセル神戸や浦和レッズと激突したAFCチャンピオンズリーグにも出場するなど、持ち味の豊富な運動量や積極的な攻撃参加に加え、フィジカル面がさらに強化。攻守両面で成長目覚ましいDFだ。

現在行われている韓国代表の合宿メンバーにも選ばれたキム・ジンス。国内組とJリーグのクラブだけで構成されたメンバーだが、ここでアピールを続けてカタール大会こそ、出場のチャンスをつかみたい。キム・ジンスの3度目の正直は成せるだろうか。

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