ACL決勝を「戦いたい気持ちはあります」 今季で浦和レッズを退任するリカルド・ロドリゲス監督が最終戦でサポーターへ思い語る

退任が決まったロドリゲス監督 photo/Getty Images

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福岡に1-1のドローで終了

J1第34節で浦和レッズはアビスパ福岡と対戦。後半に岩波拓也が先制ゴールを決めるものの、フアンマ・デルガドに同点ゴールを決められて1-1のドローで最終戦を終了した。試合終了後のセレモニーでは、今季限りで退任するリカルド・ロドリゲス監督が浦和サポーターに最後の言葉を送った。

徳島ヴォルティスから昨季浦和の監督に就任したロドリゲス監督は就任時、クラブからの方針について「クラブに要求されていた“スタイルを変えること”に着手しました。クラブから求められたことは、タイトルを取ることでした。それは達成できたと思います」とコメント。土台作りとなった昨季は、リーグ戦は6位ながら天皇杯優勝を制し、チームにタイトルをもたらした。

そしてAFCチャンピオンズリーグでの戦いについては「もう1つ要求されたことは、ACLへの出場でした。参加しただけではなく、決勝に駒を進めることができました」とクラブから求められたACL出場を達成したロドリゲス監督。連戦の中でもアジアを勝ち抜き、決勝へと進出した。来年2月に行われる決勝について「クラブの決断で、来季は別の監督でこのプロセスを進めることになりました。プロフェッショナルとして私はその判断を尊重します」と話しながらも、「私はタイの小さなクラブ(ラーチャブリーFC)を率いてアジアに来ました。苦労を重ねてアジアの決勝の舞台へとたどり着いたので、その舞台を戦いたいという気持ちはあります」と自身の思いを明かした。
昨季は多くの選手の入れ替えを行いながら新たなスタイルへと着手し、38試合で18勝9分11敗のシーズン6位で終了して天皇杯のタイトルを獲得。富士フイルムスーパーカップでは川崎フロンターレに完勝し、3年計画の3年目としてJ1優勝を狙ったものの、開幕直後の新型コロナウイルス陽性者の続出や、シーズン中には助っ人がケガに悩まされるなど苦しい台所事情も目立ち、9位でシーズンを終了した。ルヴァンカップもベスト4、天皇杯もJ2のザスパクサツ群馬に敗れるなど国内タイトルは無冠で終わるも、2月にはACL決勝を残しており、新監督の初陣が決勝になりそうだ。

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