17分に退場者出すも大崩れせずレアル・ソシエダが勝ち点1獲得 負傷から復帰の久保建英はベンチ入りも出番なし

人数不利の中、最前線でターゲットマンとして輝きを放ったアレクサンデル・セルロート photo/Getty images

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10人で11人の相手を圧倒する場面もあった

ラ・リーガ第13節で日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダはホームでバレンシアと対戦した。

久保はELオモニア戦で肩を負傷しており、直近のレアル・ベティス戦、マンチェスター・ユナイテッド戦を欠場していたが、このバレンシア戦でベンチ入りを果たした。

そんなラ・レアルが幸先よく先制に成功する。10分前線からのハイプレスで相手のミスを誘発しボールを奪うと、左サイドからアシエル・イジャラメンディがゴール前にクロスを供給。対処が難しいボールをバレンシア守備陣はクリアしきれず、ヒューゴ・ギラモンにあたってオウンゴールを献上してしまう。
リードを得たラ・レアルだが、その7分後に退場者が出すことに。守備対応を行った際にアリツ・エルストンドの足が相手の足首を踏んでしまう形となり、VARが介入して一発退場となった。

そんなホームチームに追い打ちをかけるようにバレンシアが積極的に攻撃を仕掛け、25分サムエウ・リーノのゴールで同点に追い付く。

人数不利で苦しいラ・レアルだが、それでもチャンスを作ることはできる。50分には左サイドからジョン・マグナセライアが突破し、最後はアレクサンデル・セルロートがシュートを放っている。残念ながらクロスバーを叩くことになってしまったが、ミケル・メリーノを含む3人で相手守備陣を攻略することに成功している。

その後はラ・レアルに追加点は生まれず、1-1で勝ち点を分け合うことに。白星を掴むことができなかったのは残念だが、70分以上人数不利の中で負けなかった結果は素晴らしい。それどころか前述したようにチャンスを作っており、ビッグチャンス数は2回と11人のバレンシアを上回っている。

ベンチ入りを果たした久保だが、出番はなかった。W杯前は残り2試合が予定されており、次は10日のセビージャ戦だ。

レアル・ソシエダ 1-1 バレンシア

[得点者]
10分 OGヒューゴ・ギラモン(バレンシア)
25分 サムエウ・リーノ(バレンシア)

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