ジンチェンコが覆したい“アーセナル=トップ4”の固定観念 「何かを成し遂げられると信じている」

アーセナルに可能性を感じているジンチェンコ photo/Getty Images

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ついに開花したアルテタ・アーセナル

現在11勝1分1敗という好成績でプレミアリーグ首位に立っているアーセナル。新加入のDFオレクサンドル・ジンチェンコはトップ4フィニッシュではなく、さらに上を目指すべきだと考えているようだ。
 
今夏にマンチェスター・シティからアーセナルへとやってきたジンチェンコ。断続的に負傷離脱が続いてしまってはいるものの、加入後すぐにチームにフィットし、リーグ戦開幕直後は左サイドバックとして3試合連続で先発出場。直近のチェルシー戦でもスタメンとしてプレイし、0-1の勝利に貢献している。
 
このチェルシー戦の勝利により、勝ち点差2でぴったり後ろにつけているマンチェスター・シティの逆転をアーセナルは許していない。13日に行われるウォルバーハンプトン戦に勝利することができれば、首位を維持したままカタールW杯開催期間に突入することができる。
 
英『Daily Mail』によれば、ジンチェンコはチェルシー戦後にチームのスタンスについて言及。「僕たちには夢がある」とリーグ優勝を狙っていることも仄めかしている。
 
「アーセナルという言葉を聞き慣れるようになるまでは、それがトップ4を意味するものだと頭の中ではすぐに理解していた。僕が言いたいのは、この固定観念を打ち消したい、打ち壊したいと思っていることだ」
 
「僕たちはもっと遠くを見る必要があるし、このチーム、このグループの関係者、ファンたちはそれに値すると思う。それが僕たちに必要なことだ。こういった状況でもハードワークすることが必要で、シーズン終了後にどうなっているか見てみよう。マン・シティに挑戦できるかどうかをあなたは尋ねた。もちろん彼らは素晴らしいチームだが、サッカーでは何が起こるかわからない。一試合一試合、一歩一歩進んでいく必要がある」
 
「常に改善すべき余地はあるが、チームとしてもファミリーとしても、正しい道を歩んでいると思う。それはロッカールームから始まって、ピッチの上でもそうだ。僕たちはお互いを高め合い、助け合おうとしている。これは正しいやり方だと思う。そして僕らには夢がある。今季は何かを成し遂げられると信じている。何が起こるか見てみよう…… 僕たちにとって、今ここ(リーグ首位)にいることがとても重要なんだ」
 
アーセナルのプレミアタイトル獲得は無敗優勝を達成した2003-04シーズンが最後となっているが、ジンチェンコはシティで4度のリーグ優勝を経験している。同じくシティからやってきたFWガブリエウ・ジェズスと共に、優勝するために必要なことをチームに伝えてくれるはずだ。

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