マンUに残っていたらエリクセン、カゼミロとの競争が待ち受けていた ガーナーが踏み出したトッププレイヤーへの第一歩

ここから出場機会を増やしていきたい photo/Getty Images

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今季からエヴァートンでプレイしているガーナー

今夏にマンチェスター・ユナイテッドからエヴァートンへ移籍した21歳のMFジェイムズ・ガーナー。彼はよりチームに必要とされる選手になるため、マンUを離れることにしたようだ。
 
マンU下部組織出身の選手であり、2019年2月にトップチームでプレミアリーグデビューを果たしたガーナー。ここ2シーズンはワトフォードやノッティンガム・フォレストへローン移籍し、チャンピオンシップ(英2部相当)で経験を積んでいた。
 
今夏は一度マンUへと戻り、チームの新指揮官エリック・テン・ハーグ監督の下でプレシーズンマッチにもいくつか出場。しかし、移籍市場閉幕ギリギリでエヴァートンへの完全移籍が決定し、慣れ親しんだクラブに別れを告げた。
 
英『Manchester Evening News』によれば、ガーナーは英『The Times』のインタビューに応じており、その中でエヴァートンへの移籍を決意した理由について語っている。マンUに残っても出場機会が多くないことを悟っていたようだ。
 
「今のところとても残念な気持ちだ。何年も何年も週5回の練習を行っていたクラブだし、ここでデビューもしたんだ」
 
「でも、停滞したくなかった。このままでいるのは本当に嫌だったし、出て行ってもいいと言われたときは納得した。全てが理にかなっていたと思う。レンタルで良い2シーズンを送ったし、この夏にユナイテッドに帰ってきた」
 
「もし残っていたらプレイできていなかったと自分でもわかっている。移籍して、自分の力を試したり、発揮したりするには21歳の今が完璧なタイミングだと思った。そしてできれば自分の居場所も見つけたいと思った。そして今、僕はエヴァートンにいる」
 
「今の自分のキャリアにおいて、ただのおまけになることや、トレーニングに参加するだけの補欠選手になることを望んでいたわけではないんだ。昨季はフォレストで主力選手の1人としてプレイしていたし、これからもそうありたいと思っている。トレーニングの数合わせとして扱われるようなただの選手にはなりたくない。スタメンであれ、ベンチスタートであれ、チームの主要メンバーでいたいんだ」
 
現在のマンUの3列目には、MFクリスティアン・エリクセンとMFカゼミロという2人の新加入選手が君臨しており、MFフレッジやMFスコット・マクトミネイも控えている。ガーナーはエヴァートン移籍後も先発出場の機会をほとんど得られていないが、マンUに残っていれば途中出場のチャンスも巡ってこなかっただろう。クラブ生え抜きの選手がトップチームで花開かなったことは残念だが、新天地でさらなる成長を遂げることに期待したい。

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