名古屋で13度もクリーンシートを達成したのに…… シュウォーツァーも疑問視するランゲラックの代表落選

名古屋の守護神ランゲラック photo/Getty Images

オーストラリア代表メンバーに入れず

2006年のワールドカップ・ドイツ大会以降何かと日本代表と縁のあるオーストラリア代表。その中でも厄介な守護神であり続けたのがマーク・シュウォーツァー氏だ。イングランドのミドルズブラやフラムで長くプレイしたシュウォーツァー氏はオーストラリア史上最高のGKの1人で、代表でも100キャップ以上を誇る。

そのシュウォーツァー氏が能力を高く評価していたのが、今季名古屋グランパスで33試合ゴールマウスを守った34歳のオーストラリア人GKミッチェル・ランゲラックだ。

ランゲックは名古屋グランパスの守護神として今季13度のクリーンシートを達成したが、先日発表されたワールドカップ・カタール大会へ向けたオーストラリア代表メンバーから落選してしまった。代わりに切符を掴んだのは欧州での経験も豊富なマシュー・ライアン、大陸間プレイオフのペルー戦でPKキーパーを務めてチームをワールドカップへ導いたアンドリュー・レッドメイン、37歳と大ベテランのダニエル・ヴコビッチの3人だった。

この選出に現地でも疑問の声があったようだが、シュウォーツァー氏も同じだ。英『Daily Mail』によると、シュウォーツァー氏は名古屋で続けてきたランゲラックのパフォーマンスを高く評価している。

「この2年、ランゲラックはオーストラリアのGKとして最も高いレベルでプレイしている。私はマティ・ライアンのファンだ。彼は素晴らしい仕事をしてきたと思う。だが、今の彼は毎週継続的にプレイしているわけではないからね。理解できない。なぜランゲラックがメンバーに入っていないのかね。私としては、マティとランゲラックが1番手、2番手であるべきで、そこから3人目の選択だよ」

日本のサッカーファンの中にもランゲラックの招集を望んでいた人もいるだろう。J1でのパフォーマンスはシュウォーツァー氏も高く評価しており、オーストラリアのレジェンドGKは今回の選考に納得していないようだ。

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