日本の「強み」とドイツの「弱み」は噛み合っている? 戦術伊東・三笘“2人のドリブラー”に期待すること

今季はブライトンでプレイし評価を高める三笘薫 photo/Getty images

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カウンターでの攻撃がどこまで通用するか

11月下旬から開催されるワールドカップ・カタール大会のスタートまでもう時間は残されていない。すでに国内組はカタールに飛んでおり、トレーニングしている様子が各メディアから発信されている。

英『The Athletic』ではW杯に出場する各チームの予選での成績、強み、弱みを紹介しており、日本代表の分析も行われている。

その中でキープレイヤーとして名前が挙げられたのが伊東純也だ。アジア最終予選では4ゴール決めており、日本代表のW杯進出を支えている。同メディアでは伊東のアジア予選での数字に注目しており、最多アシスト(7回)と最多チャンスメイク数(33回)を記録していたようだ。実際にアジア予選での存在感は素晴らしく、「イナズマ純也」というニックネームが誕生するほどだ。今季から5大リーグに挑戦しており、4ゴール1アシストとスタッド・ランスでも輝きを放っている。
次に「インパクトのある交代枠」として三笘薫が紹介されている。アジア最終予選ではジョーカーとして主に起用され、W杯出場を決めたオーストラリア戦ではわずか11分で2ゴールを決めている。所属するプレミアリーグのブライトンでもその活躍は継続しており、チェルシー戦、ウルブズ戦、アーセナル戦と現在3試合連続で得点に関与している。日本代表の両翼は英紙が注目するように武器となる。

同メディアではドイツ代表も分析しており、弱点としてサイドバックのクオリティを挙げている。

先日発表されたドイツ代表のメンバーで、SBでプレイすることになるのはおそらく、ティロ・ケーラー、ルーカス・クロスターマン、ダヴィド・ラウム、クリスティアン・ギュンターの4人だ。ドイツ代表は攻撃時にハイラインを敷くことが多く、ディフェンスラインを突破された際のSBの守備には不安が残る。伊東、三笘ともにスピードのあるアタッカーであり、カウンター時にどこまでドリブルで相手をかき乱せるかがカギとなりそうだ。

同メディアの分析の中での話だが、日本代表の強みとドイツ代表の弱みが噛み合っている。伊東・三笘の両翼はアジア最終予選後のテストゲームでも猛威を振るっており、どこまで通用するのか楽しみだ。

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