京都をJ1残留へと導く豊川雄太の決勝弾 隙を見逃さなかったストライカーの一撃

豊川のゴールで残留を決めた(写真は磐田戦) photo/Getty Images

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熊本とドローで残留を決めた

J1参入プレイオフの決定戦でJ1の16位京都サンガF.C.と、J2の4位ロアッソ熊本が激突した。京都が先制点を挙げて優位に進めると、熊本も後半に同点に追いつく。一進一退の攻防が続いた一戦は、ドローに終わって大会のレギュレーションでJ1の京都が残留を決めた。

この試合でJ1残留への大きな1点を決めたFWが豊川雄太だ。この試合で「4-1-2-3」の3トップの右ウイングを務めた豊川は、持ち前のスピードと飛び出しのタイミングの上手さを生かしてチャンスを創出。そして歓喜の瞬間は39分に訪れる。

京都は直前に熊本の杉山直宏に枠をとらえた強烈なミドルシュートを打たれていた。それでも上福元直人の好セーブで凌ぎ、こぼれ球も最終的には上福元がキャッチして難を逃れる。すると、そのパントキックからボールをつなげると、相手陣内で受けた松田天馬が浮き球のパスを供給。熊本の守備がクリアできず豊川にボールが渡ると、GKとの1対1を冷静に決め切った。
結局これが残留への重要な1点となった京都。アグレッシブな形を最後まで貫き、強度で勝った京都がJ1残留を決定した。12年ぶりのJ1は得点数でワースト2位タイの「30」と優勝した横浜F・マリノス(70得点)の半分以下の数字になってしまった。来季は攻撃面でもさらに精度を上げ、今年以上の飛躍に期待したい。

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