CFとしてしっかり機能するマルシャル テン・ハーグ・ユナイテッドのゴール数は背番号9の稼働率が左右する?

フラム戦の先制ゴールに絡んだマルシャル photo/Getty Images

今季3度目の先発出場となった

負傷離脱のループからようやく抜け出せそうなマンチェスター・ユナイテッドのFWアントニー・マルシャル。直近のフラム戦でも先発出場し、センターフォワードとしての役割をしっかりとこなした。
 
今季はプレシーズンから好パフォーマンスを見せていたものの、リーグ戦開幕直前に負傷してしまい、そこから離脱を断続的に繰り返していたマルシャル。6日に行われたプレミアリーグ第15節アストン・ヴィラ戦で約1ヵ月ぶりの復帰を果たすと、11日に行われたカラバオカップのアストン・ヴィラ戦で今季2度目の先発出場。チームに流れをもたらす先制ゴールも決めていた。
 
そして、14日に行われたプレミアリーグ第16節のフラム戦では、マルシャルが2試合連続のスタメン入り。1トップのポジションを任され、ゴールを生み出すことが期待された。
 
この試合のマンUは序盤の14分に幸先良く先制ゴールを奪う。中盤でMFカゼミロがボール奪取に成功すると、MFクリスティアン・エリクセンへと繋がり、すぐさまボールは最前線にいたマルシャルの下へ。細かいタッチで前を向くと、ドリブルでタメを作りながらフラムゴールへ向かっていき、敵をひきつけてからパス。駆け上がってきたMFブルーノ・フェルナンデスがゴール前へ折り返し、これをエリクセンが押し込んだ。
 
その後もゴール前での鋭い動き出しやヘディングシュート、ミドルシュートなどからフラムゴールを脅かしたマルシャル。相手GKベルント・レノの好セーブなどもあり、ゴールやアシストといった結果を残すことはできなかったが、72分に交代するまでCFとして精力的なプレイを見せた。
 
今回のフラム戦に限らず、今季のマルシャルは出場さえすれば良いパフォーマンスを見せており、公式戦7試合の出場で4ゴール2アシストという数字を残している。彼の欠場試合数が減ればマンUのゴール数もより増えていくはずで、シーズン後半はピッチに立つ彼の姿をより多く目にしたいところだ。

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