アーセナルにとって最高の前半戦だった22-23シーズンのプレミアリーグ ここまでの” MVP”を選ぶなら誰?

前半戦印象的だったのはウィリアム・サリバのパフォーマンスだ photo/Getty images

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ミケル・アルテタを信じたアーセナルが報われた

第16節をもってプレミアリーグは一時中断期間に入ることになる。ワールドカップ・カタール大会開催の影響であり、12月の終盤に再開することになる。

英『The Athletic』はプレミアリーグ前半戦を総括しており、それぞれのチームを独自の視点から評価している。

最高評価だったのは3位で終えたニューカッスルだ。途中引き分けの多さが目立ったが、徐々に勝ち星を増やし現在リーグは5連勝中である。直近ではチェルシーを破っており、英紙は「A++」の評価をつけた。
次に来るのが前半戦首位で折り返したアーセナルである。評価は「A」でフラムと並んで2番目に評価が高い。

アーセナルはシーズンが始まる前はCL出場権を獲得することができる4位を目標としていたが、この状況を考えればその目標を新たなものにする必要がある。14試合消化して勝ち点37と首位に立っており、2試合しか勝ち点を落としていない。2位マンチェスター・シティとの差は5ポイントであり、このまま勢いを継続することができればリーグ優勝も見えてくる。

その中で英紙はここまでの前半戦で誰が最も優れていたか議論しており、ウィリアム・サリバ、ベン・ホワイト、オレクサンドル・ジンチェンコ、ブカヨ・サカ、ガブリエウ・マルティネッリ、ガブリエウ・ジェズスを候補に挙げている。ホワイトは今季右SBとして評価を高めており、ジェズスは5ゴール5アシストを記録した。誰が選ばれても納得だが、この中から選ぶのであればサリバが適任か。

2019年からアーセナルの選手ではあるが、ローンで経験を積んでおり、今季ようやくアーセナルに復帰している。そのためアーセナルへの適応に時間がかかると思われていたが、センターバックとして即地位を確立しており、ガブリエウ・マガリャンイスとのコンビは鉄板だ。

ビルドアップでの貢献度が高く、何より対人性能がずば抜けている。193cmと高く、スピードもある。隙のないCBであり、シティのアーリング・ハーランドと対峙すればどちらが上回るのだろうか。

フランス代表としてワールドカップ・カタール大会への出場が決まっており、英『90min』が決める世界のCBランキングでは10位に名前が挙げられている。これは現時点での順位であり、シーズン終了後にもう一度ランキングを作るならトップ5に入っていてもおかしくないパフォーマンスを今季は披露している。

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