ジルー、ベンゼマにも負けない実力 2人のライバルだった“36歳”の点取り屋は今季もリーガMXで制御不能

ティグレスで活躍続けるジニャック photo/Getty Images

リーガMX歴代最強クラスのストライカーに

最近はベテランストライカーの活躍が何かと話題を集めており、セリエAでは1986年生まれのミランFWオリヴィエ・ジルー、インテルFWエディン・ジェコの36歳コンビが奮闘中だ。特にジルーはミランの大エースとなっており、ワールドカップ・カタール大会を戦うフランス代表にも選ばれた。

バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキ、レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマらも驚異のベテランストライカーではあるが、奮闘しているベテランFWは5大リーグ以外にもいる。

ジルー、ジェコと同じ36歳のストライカーでは、今季もメキシコのティグレスでフランス人FWアンドレ・ピエール・ジニャックが好調だ。

すっかりメキシコのリーガMXを代表するストライカーになったジニャックは、今年12月で37歳を迎える。しかし得点ペースは落ちておらず、今季もここまで11ゴールを記録。これはパチューカFWニコラス・イバニェス(16ゴール)、クラブ・アメリカFWエンリ・マルティン(13ゴール)に次ぐ得点ランク3位の数字だ。

ジニャックはこれでリーガMXに参戦した2015-16シーズンより全シーズンでリーグ戦二桁ゴールを決めたことになり、継続性の部分も言うことなしだ。ティグレスでは通算313試合で178ゴールと圧巻の得点ペースとなっており、リーガMXを代表するスーパースターだ。

フランス代表では2016年の出場が最後となり、離れるのが早かった。しかし実力は本物で、ジルーのように今でも5大リーグで違いを生み出せたのではないか。ジニャック本人はメキシコでの生活を気に入っているようだが、もう少し5大リーグで見てみたいストライカーだった。

それこそ5大リーグで結果が出ていれば、今でもフランス代表入りを争う存在だったかもしれない。ベンゼマ、ジルー、ジニャックとフランスは世代の近いところに超優秀なストライカーを抱えており、ジニャックの存在も忘れてはならない。

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