横浜FMや名古屋でJ1優勝に貢献したDFが引退へ 「生まれ育った街のクラブで引退できること誇りに思う」

現役引退を決断した田中 photo/Getty Images

2014年から松本でプレイ

松本山雅FCは17日、DF田中隼磨が現役を引退することを発表した。J1でも複数クラブで活躍した男は40歳でピッチを去ることを決めたようだ。

田中は横浜F・マリノスユースから2001年にトップチームへ昇格。2年目には16試合に出場すると、翌年には東京ヴェルディへと期限付き移籍を果たし、中盤から右サイドバックにコンバートされる。そこから一気に出場機会をつかみ、横浜FMへ復帰した2004年には23試合1得点を記録し、Jリーグチャンピオンシップでも2試合に出場して優勝を勝ち取った。

その後は横浜FMで右サイドバックのレギュラーとして毎シーズン、30試合以上に出場する。2009年からは名古屋グランパスへ移籍すると、不動の右サイドバックとして翌年には33試合1得点の活躍でJ1優勝に貢献。2013年にも33試合に出場したが、松本へと移籍を果たし、松田直樹氏が背負った3番を受け継ぐ。史上初のJ1昇格に貢献するなどクラブの歴史を作っており、2度のJ1を経験したが、昨季は1試合の出場にとどまる。クラブもJ3降格を経験し、1年でのJ2復帰も叶わなかった。

田中はクラブ公式を通じて「サッカーをはじめてから今日まで、またプロキャリアをスタートして23年間の長きに渡り、横浜フリューゲルス、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ1969、名古屋グランパス、Jリーグ、日本サッカー協会をはじめ、さまざまな形で私のことを支えていただいたサッカー関係者の皆様、一緒に困難を乗り越えてきたチームメイト、そしてどんなときでも応援してくれたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました」と各クラブや団体へ感謝を述べた。

そして「生まれ育った街のクラブ、松本山雅FCでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思えます」と現役最後のクラブである松本にもコメントを残した。

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