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日本は“メキシコの再現”できるのか ドイツにシュート26本浴びながら勝った堅守速攻術|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

日本は“メキシコの再現”できるのか ドイツにシュート26本浴びながら勝った堅守速攻術

4年前はメキシコがノイアーの守るゴールを破った photo/Getty Images

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ポゼッション率も30%台は覚悟しなければならない

ドイツ代表には4年前の苦い記憶がある。連覇を狙って臨んだワールドカップ・ロシア大会のグループステージ初戦、メキシコ代表に0-1で敗れてしまったのだ。

今回のカタール大会初戦でドイツと対戦する日本代表が狙うのは、そのメキシコの再現だ。難しいミッションなのは確かだが、チャンスがあれば勝ち点3が欲しい。

サプライズを起こすための条件となるのは、無失点で耐えることだ。ドイツから複数得点を奪うのは想像しづらく、勝つなら4年前のドイツVSメキシコと同じく1-0のスコアが妥当だ。
4年前のドイツVSメキシコを振り返ると、ドイツは26本もシュートを打っている。メキシコはそれを必死に耐え、ボールを奪った際には素早く前線へと展開していた。

メキシコのポゼッション率は33%だ。おそらく日本もドイツ戦では似たようなポゼッション率になるだろう。30%台までポゼッション率が落ちる可能性が高く、そこからカウンターへ繋げなければならない。

あとはカウンターの精度だ。メキシコは最終的に13本シュートを打てており、カルロス・ベラやイルビング・ロサノを軸としたカウンターは精度が高かった。ただスピード任せに仕掛けるのではなく、トップスピードの中でも狂うことなく正確なパスを繋げていた。あのカウンターが日本の理想形ではある。

ドイツは16日にオマーン代表と親善試合を戦っており、このゲームも何度かオマーンに危ないシーンを作られている。最終的にはドイツが80分にゴールを決めて1-0で勝利したものの、不安の残るゲームとしてドイツ国内でも議論を呼んでいる。親善試合とはいえ、オマーン戦の内容を考えれば日本にもどこかでチャンスがくるはずだ。終盤まで0-0で耐えれば、どこかでドイツが焦りを見せるかもしれない。

オマーン戦でセンターバックをマティアス・ギンター、ティロ・ケーラーの2人が担当していた点は考慮すべきだが、独『Bavarian Football Works』はオマーン戦で苦戦したのは最終ラインがバランスを欠いていたからだと取り上げている。ここは日本戦へ向けて解決しなければならないドイツの課題と言えよう。果たして日本は速攻からチャンスを生み出せるのか、大勝負の時が近づいている。

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